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>> 畠山鈴香:
By 真愛
14/06/18 09:21
秋田児童連続殺人

犯人:畠山 鈴香被告

畠山 鈴香(はたけやま すずか、1973年2月2日 - )とは、秋田児童連続殺害事件の犯人である。
秋田県立二ツ井高等学校卒業。
現在、無期懲役刑に服している。

―秋田児童連続殺害事件―

2006年(平成18年)秋田県山本郡藤里町で畠山 鈴香が自分の娘:彩香ちゃん(享年9歳)と、その友達の米山 豪憲君(享年7歳)を殺害した事件である。

畠山 鈴香被告
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By 真愛
14/06/18 01:55
―概要―

2006年(平成18年)4月10日に小学校4年生の畠山 彩香ちゃん(当時9歳)が、自宅から10キロ離れた川で水死体となって発見された事案で、秋田県警では当初事故と判断していたが、5月に畠山 彩香ちゃんの宅の2軒隣に住む米山豪憲君(当時7歳)が5月18日午後に約12km離れた川岸で遺体で発見された。

1ヶ月の間に二人も亡くなっている事に疑問を抱き、秋田県警は再捜査を始めた。

そして…6月4日に畠山彩香ちゃんの母親:畠山鈴香を事件の容疑者として逮捕した。

秋田県警は、初動捜査の不手際を完全に否定していたが、畠山鈴香のウソをうのみにし、当初は80人体制だった捜査員を20人にまで減らしていた。
これについては漆間巌警察庁長官も7月20日の定例会見の中で、『聞き込みなどが本当に十分だったのか、もう一度検証する必要がある』と秋田県警に苦言を呈している。

また、この事件では、畠山鈴香(当時33歳)が当初『長女を事故だと断定した警察に不信感がある』などとしており、自らで長女の消息を求めるビラなどを付近に配布するなどの行動を起こしている。
ところが『ビラを配るなどの畠山鈴香の行動はいささか不可解だ』という見解が、ニュースやワイドショーなどで大きく取り上げられる事になった。

一方『畠山鈴香が事故ではなく事件にしたがったのは、犯罪被害者給付金目当てでは?』ともささやかれている。

畠山鈴香は、供述内容をコロコロと変えたり、明らかに不自然な供述を繰り返しなどしている。


畠山 彩香ちゃん
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By 真愛
14/06/18 01:53
―米山豪憲君―

4月9日
秋田県藤里町の小学4年畠山彩香ちゃん(当時9歳)が行方不明となった。

4月10日
行方不明となっていた小学4年畠山彩香ちゃんが自宅から南へ約10km離れた能代市内の川で水死体として発見された。

5月17日
午後3時、被害に遭った米山豪憲君の友人が、約束の時間になっても、約束場所に現れない事が心配となり、自宅に行ったところ、米山豪憲君が直前に下校途中に別れてから、自宅に帰っていない事が判明。
午後5時過ぎ、家族が秋田県警に捜索願を提出。

5月18日
午後3時、能代市の市道脇で、ジョギング中の男性が遺体を発見。
秋田県警では、遺体の状況から殺人事件と断定、捜査本部を設置。
司法解剖の結果、米山豪憲君の死因は首を絞められた事による窒息死と判明。

6月5日
捜査本部は、33歳の畠山鈴香(4月に水死した畠山 彩香ちゃんの母親)を、米山豪憲君の死体遺棄の疑いで逮捕。
畠山鈴香容疑者の自宅から血痕や、米山 豪憲君のものとみられる体液も分析の結果発見され、有力な物証とみている。

6月6日
畠山鈴香が米山豪憲君の殺害をほのめかす供述を始める。

6月25日
畠山鈴香を米山豪憲君殺害容疑で再逮捕。

7月14日
畠山鈴香は、4月に起こった畠山彩香ちゃんの水死事件に関して、『一緒に魚を見に行った際、橋から転落した。
気が動転して助けを呼ばなかった』と供述。
これまで供述で、長女:畠山彩香ちゃんは『「米山豪憲君に人形を見せに行ってくる」と言ったきり戻ってこない』という供述を自らが覆す。

7月15日
畠山鈴香が『長女を橋からつき落とした』と供述。

7月18日
畠山鈴香を畠山彩香ちゃん殺害容疑で再逮捕。
同日、秋田地方検察庁は米山豪憲君殺害容疑で畠山鈴香を起訴。

8月9日
畠山鈴香を畠山彩香ちゃん殺害容疑で追起訴。
前日、畠山鈴香は『なんで私が犯人なの?』などと今までの自身の供述を自身で真っ向否定する供述をしている。

9月12日
殺人と死体遺棄の罪に問われた畠山鈴香の初公判が秋田地方裁判所であった。
畠山鈴香は、米山豪憲君殺害は認めたものの、長女:畠山彩香ちゃんの殺意を否認。
また米山豪憲君殺害についても、当時自分の精神状態が正常だったかどうか自信がないと述べる。

米山 豪憲君
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By 真愛
14/06/18 02:22
―畠山鈴香被告『極刑にしてほしい』―

秋田県藤里町で2006年4、5月に起きた連続児童殺害事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われた畠山鈴香(34)の第6回公判が10月31日、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)で開かれ、前回に引き続き弁護側の被告人質問があった。

畠山鈴香は『殺害した米山豪憲君の遺族にどう償うのか』との質問に対し『米山さんの望む通りの刑を望みます』とし、『命をもって償うと言う事か』と聞かれると『はい』と答え、その後の質問にも『極刑にしてほしい』と述べた。

畠山鈴香は逮捕後、拘置所内で、『取調室からたばこを持ち出して4本食べた。
致死量は3本と知っていた。
吐き気がして、2、3日口がしびれただけだった』と述べた。
また、タオルで自分の首を絞めたり、鏡を割って腕を傷つけたほか、ボディーソープを容器の3分の1ほど飲む−−などの行為を2007年8月まで続けた事を明らかにした。

3月19日
畠山鈴香の判決公判が秋田地裁であり、藤井俊郎裁判長は被告に無期懲役の判決を言い渡した。

判決要旨としては、『2人の殺害は殺意を持って行われたが、計画性はない』『米山豪憲君殺害時の刑事責任能力は認められる』というもの。

弁護側は控訴し、検察側も控訴する。


報道記者に囲まれサングラスをした畠山鈴香
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By 真愛
14/06/18 02:14
畠山鈴香無期懲役判決

―『大切なお子さんを奪ってしまい申し訳ない』土下座して謝罪するも控訴へ―


2006年に起きた、秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、死刑を求刑されていた畠山鈴香被告に、無期懲役の判決が下された。

閉廷間際、被告は殺害された米山豪憲君の両親に向かい、床に膝をついて土下座、泣きながら謝罪の言葉を述べた。
弁護側は、この判決を不服として即日控訴した。

秋田県藤里町の連続児童殺害事件で、殺人などの罪に問われた畠山鈴香(35)の判決公判が19日秋田地裁で開かれた。

藤井俊郎裁判長は『凶悪かつ卑劣な犯行で刑事責任は重大』とし、検察側の死刑の求刑に対し、無期懲役を言い渡した。
争点となったのは、殺意の有無と被告の殺害時の責任能力の判定。

判決は、被告の当時9才の長女:畠山彩香ちゃんへの殺意は認めたが、米山豪憲君(当時7才)事件と共に計画性は否定、極刑を回避した形。

藤井裁判長は、『死刑の適用も十分考えられるが、酌量すべき点も少なからず認められ、躊躇を覚えざるを得ない』と述べたが、『内省が表面的にとどまる』との判断を加え、仮釈放は慎重にするよう求めた。

判決では、2件の事件ともに計画性を否定。

彩香ちゃんの駄々に被告は苛立ち、愛せずに悩み、新しい生活への足かせと感じていた彩香ちゃんが消えてくれるのではと思い、とっさに橋から落としたとした。
また、彩香ちゃんを欄干に乗せた後、怖がって抱き付かれるまで突き落としていない事から、積極的な殺意があったとはいえないとした。

サングラス姿で買い物をする畠山鈴香
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By 真愛
14/06/18 02:23
豪憲君については、彩香ちゃんの死は事件だとする自分の主張に目を向けさせる為のとっさの殺害と判断。
計画性はなかったとして、彩香ちゃん事件への疑いの目をそらす為との検察側主張は退けた。

検察側は『真摯な反省は期待できず、矯正は不可能』として死刑を求刑していた。

初公判で被告は『1年半前は嘘つき、卑怯でした…どう変わったか見てほしい』『極刑にしてほしい』と述べた事もあったが、審理の間自身に都合の悪い質問には黙秘を繰り返し、公判中に書いた日記には『罪悪感はほとんどない』との記述もみられた。

弁護側は『更生の可能性は失われていない』として有期の懲役刑を求めていた。

彩香ちゃんの事件について、橋の欄干で『お母さん…怖い』と急に抱き付いてきた彩香ちゃんを払いのけた為の転落として、過失を主張。
ショックで転落時の記憶を失っていたとし、自白は『検察官の強力な誘導』と反論した。

豪憲君殺害についても、娘を亡くした喪失感による衝動的な殺害として偶発性を訴え、事件当時は心神耗弱状態だったとしていた。
弁護側はこの判決を不服として、即日控訴した。

被告は閉廷間際、裁判長に突然『一ついいですか』と声を掛け、米山豪憲君の両親への謝罪を申し出た。
傍聴席を向き、サンダルをぬいで膝をついて土下座、『大事なお子さんを奪ってしまって申し訳ありませんでした』と述べ、泣きながら頭を下げた。
豪憲君の父、勝弘さんは表情を変えず、母真智子さんは目を閉じて涙をこらえていた。

この事件の裁判は、迅速化を図って公判前整理手続きが適用された。

彩香ちゃんのビラ
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By 真愛
14/06/18 02:35
証拠が膨大だった事などから、手続きは長期化し最後の起訴から初公判まで1年以上がかかった。

しかし、公判開始後は月に数回、集中的に開廷、並行して被告の精神鑑定が実施されるなど、異例の態勢がとられ2007年9月の初公判から13回で結審、半年で判決を迎えた。

殺意や責任能力以前に、なぜ起きたのかもあいまいな、謎の多いこの事件。

幼少時代に、被告が極端で陰湿ないじめにあっていた事などが、法廷で明らかにされたにも関わらず、よく言われる『いじめによる“心の闇”が原因で…』というような論調を、今回はあまり多くは見かけない。

死刑は厳しすぎるという声が高まらない背景には、いじめに関しては同情しても、それとは何の関係もない幼児を、自己の気分と衝動だけであっさりと殺害した事は、やはり理解しがたく…残酷で浅はかな犯行は許せるものではないからだろう。
2転3転する主張、不安定な精神状態を露呈する様子は、演技なのか…それとも気分のムラか。
被告の姿は、まだ見えてこない。

事件は、高等裁判所で引き続き争われる事となる。

―判決要旨―

―長女:彩香ちゃん殺害―

2006年4月9日午後6時40分過ぎごろ、大沢橋の欄干の隙間から川面を見せ、暗くて魚が見えないことを納得させようとしたが彩香ちゃんが『見たい見たい』と言って帰ろうとしなかった為、急激にイライラした感情を高め、とっさに突き落とした。

橋の欄干という極めて危険な場所に我が子を座らせ、助けを求める行為に対し、拒むかの様に押し返して転落させ、転落後に救護活動を一切行っていない状況などから、殺意に基づき突き落としたという事実を強く推認する事ができる。

留置場で『検事さんのネクタイが4日間同じで、笑いをこらえるのに必死だった』などと話しており、捜査段階で殺意を認めた自白調書に任意性・信用性を認める事ができる。

畠山鈴香逮捕の号外
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By 真愛
14/06/18 02:43
―米山豪憲君の殺害―

相当の信用性を認める事ができる捜査段階の精神鑑定(苗村鑑定)によると、彩香ちゃん殺害後、急速に記憶を抑圧し始め、2006年4月11日頃には彩香ちゃんを欄干から落下させた記憶は、すぐには想起されない状態になっていた。

公判段階の精神鑑定(西脇鑑定)によれば、彩香ちゃん殺害直後に重篤な健忘が生じたとの事であり、被告の公判供述に沿う内容になっている。

しかし、西脇鑑定は母親による乳幼児殺傷事案のほとんどが無理心中であるとの前提に立ち、被告が複数回にわたって自殺を決行しているとの事実認識に基づいているところ、これらの認識は直ちに首肯しうるものとは言えず、公判供述と西脇鑑定は採用する事ができない。

記憶の抑圧それ自体が行為の是非を弁別し、行動制御能力に影響を及ぼすとは考えられず、犯行当時の完全責任能力を認めるのが相当である。

『被告が彩香ちゃんを殺害したのではないか』という嫌疑をそらすべく、2006年5月17日午後3時過ぎ、豪憲君に『彩香の思い出に何かもらってほしいんだけれども』と声をかけた時点で殺害を決意していたと疑う事も不可能ではない。

しかし、死体処分の準備をした形跡はなく、被告は捜査・公判を通じ『殺害しようと決意したのは、豪憲君を自宅に誘い入れた後』と供述している。

被告は豪憲君の姿を間近で見ているうちに『彩香はいないのに、なんでこんなに元気なのか』と思い『彩香ちゃんの死が事故ではなく(他人が起こした)事件であるとの主張に目を向けさせる絶好の機会は今しかない』との考えがわき上がり、とっさに首に腰ひもを巻き付け窒息死させた。

畠山鈴香宅:豪憲君殺害現場:秋田県山本郡藤里町朝日丘住宅

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By 真愛
14/06/18 03:07
―量刑の理由―

幼い児童らの無警戒につけ込んでおり、各犯行が凶悪かつ卑劣である事は論をまたない。

被告は彩香ちゃん出生直後から『愛したくても愛せない』といった悩みを長年抱き、生活を変えようにも彩香ちゃんが足かせになっているなどと感じていた。

父親の介護に疲れ逃れたいと夢想する中、彩香ちゃんが駄々をこねたのを契機に疎ましさが爆発し『彩香ちゃんを排除すれば未来が開けるのではないか』と、とっさに考え殺害に至った。

母親として果たすべき責任を放棄したいという動機は、極めて身勝手かつ短絡的である。

『怖い』と言いながら抱きつくように助けを求めてきた我が子を突き落とした犯行態様は非道極まりない。

彩香ちゃんは可能性に満ちていたはずの未来をわずか9歳で奪われ、母親に愛されようとけなげに振る舞ってていた彩香ちゃんの『母親に裏切られた』という衝撃や絶望感の深さを考えると哀れというほかない。

『自分が彩香ちゃんを殺した』という現実から目を背けたいという身勝手極まりない思いから豪憲君殺害に至った経緯に酌むべき事情は微塵もない。

無抵抗の豪憲君の首を数分間力いっぱい絞め、息を吹き返すかのような様子を見せるや、さらに絞め続け確実に殺害しており、強固な殺意に基づく卑劣かつ残虐で執拗かつ冷酷な犯行である。

豪憲君は家族の愛情を一身に受けて健やかに育っていたのに、わずか7歳で生涯を終えさせられ、無限の可能性の全てを奪われた。
豪憲君が受けた恐怖、絶望、悲しみ、苦しみは想像を絶し言葉では言い尽くせない。
遺族の怒りや悲しみは限りなく深く、極刑を望むのは自然である。

(鑑定人への言動から)被告の反省には疑問の念を持たざるを得ない。

しかし、彩香ちゃん殺害は父親の介護や母子家庭であるがゆえの不安、思うように就職できない不満など、必ずしも全てを被告の責めに帰す事のできない事情により衝動的・突発的に敢行された。

豪憲君殺害当時、被告は自らが彩香ちゃんを殺害した事実を明確に認識していなかったのも事実であり、記憶を保ちつつ連続殺人を行った場合に比べ、悪質性は多少なりとも減じられ、計画性も認められない。

学校内の盗みにより高校で停学処分を受けているが前科前歴は無く、矯正教育を試みる余地がある。


彩香ちゃん殺害現場・大沢橋
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By 真愛
14/06/18 08:35
これらを総合考慮し、多くの裁判例で示された量刑動向も踏まえると、死刑を選択する他ないと断じる事には躊躇を覚えざるを得ず、贖罪の為全生涯をささげる事を強く求める。

なお、仮釈放に当たっては、刑事責任が重大であるさけ事に加え、内省が表面的にとどまるという性格特性の改善が容易でない事にも十分留意されることを希望する。

3月25日
控訴審判決が仙台高等裁判所秋田支部であり、竹花俊徳裁判長は地裁判決を支持し、弁護・検察双方の控訴審を棄却。
弁護側のみ上告。

5月19日
弁護側が上告を取り下げたため、地裁が下した無期懲役判決が確定。


サングラス姿で車に乗る畠山鈴香

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