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―量刑の理由― 幼い児童らの無警戒につけ込んでおり、各犯行が凶悪かつ卑劣である事は論をまたない。 被告は彩香ちゃん出生直後から『愛したくても愛せない』といった悩みを長年抱き、生活を変えようにも彩香ちゃんが足かせになっているなどと感じていた。 父親の介護に疲れ逃れたいと夢想する中、彩香ちゃんが駄々をこねたのを契機に疎ましさが爆発し『彩香ちゃんを排除すれば未来が開けるのではないか』と、とっさに考え殺害に至った。 母親として果たすべき責任を放棄したいという動機は、極めて身勝手かつ短絡的である。 『怖い』と言いながら抱きつくように助けを求めてきた我が子を突き落とした犯行態様は非道極まりない。 彩香ちゃんは可能性に満ちていたはずの未来をわずか9歳で奪われ、母親に愛されようとけなげに振る舞ってていた彩香ちゃんの『母親に裏切られた』という衝撃や絶望感の深さを考えると哀れというほかない。 『自分が彩香ちゃんを殺した』という現実から目を背けたいという身勝手極まりない思いから豪憲君殺害に至った経緯に酌むべき事情は微塵もない。
無抵
抗の豪憲君の首を数分間力いっぱい絞め、息を吹き返すかのような様子を見せるや、さらに絞め続け確実に殺害しており、強固な殺意に基づく卑劣かつ残虐で執拗かつ冷酷な犯行である。 豪憲君は家族の愛情を一身に受けて健やかに育っていたのに、わずか7歳で生涯を終えさせられ、無限の可能性の全てを奪われた。 豪憲君が受けた恐怖、絶望、悲しみ、苦しみは想像を絶し言葉では言い尽くせない。 遺族の怒りや悲しみは限りなく深く、極刑を望むのは自然である。 (鑑定人への言動から)被告の反省には疑問の念を持たざるを得ない。 しかし、彩香ちゃん殺害は父親の介護や母子家庭であるがゆえの不安、思うように就職できない不満など、必ずしも全てを被告の責めに帰す事のできない事情により衝動的・突発的に敢行された。 豪憲君殺害当時、被告は自らが彩香ちゃんを殺害した事実を明確に認識していなかったのも事実であり、記憶を保ちつつ連続殺人を行った場合に比べ、悪質性は多少なりとも減じられ、計画性も認められない。 学校内の盗みにより高校で停学処分を受けているが前科前歴は
無く、矯正教育を試みる余地がある。 [E:0094]彩香ちゃん殺害現場・大沢橋
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