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―米山豪憲君の殺害― 相当の信用性を認める事ができる捜査段階の精神鑑定(苗村鑑定)によると、彩香ちゃん殺害後、急速に記憶を抑圧し始め、2006年4月11日頃には彩香ちゃんを欄干から落下させた記憶は、すぐには想起されない状態になっていた。 公判段階の精神鑑定(西脇鑑定)によれば、彩香ちゃん殺害直後に重篤な健忘が生じたとの事であり、被告の公判供述に沿う内容になっている。 しかし、西脇鑑定は母親による乳幼児殺傷事案のほとんどが無理心中であるとの前提に立ち、被告が複数回にわたって自殺を決行しているとの事実認識に基づいているところ、これらの認識は直ちに首肯しうるものとは言えず、公判供述と西脇鑑定は採用する事ができない。 記憶の抑圧それ自体が行為の是非を弁別し、行動制御能力に影響を及ぼすとは考えられず、犯行当時の完全責任能力を認めるのが相当である。 『被告が彩香ちゃんを殺害したのではないか』という嫌疑をそらすべく、2006年5月17日午後3時過ぎ、豪憲君に『彩香の思い出に何かもらってほしいんだけれども』と声をかけた時点で殺害
を決意していたと疑う事も不可能ではない。 しかし、死体処分の準備をした形跡はなく、被告は捜査・公判を通じ『殺害しようと決意したのは、豪憲君を自宅に誘い入れた後』と供述している。 被告は豪憲君の姿を間近で見ているうちに『彩香はいないのに、なんでこんなに元気なのか』と思い『彩香ちゃんの死が事故ではなく(他人が起こした)事件であるとの主張に目を向けさせる絶好の機会は今しかない』との考えがわき上がり、とっさに首に腰ひもを巻き付け窒息死させた。 [E:0094]畠山鈴香宅:豪憲君殺害現場:秋田県山本郡藤里町朝日丘住宅
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