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100%妄想だけでできてる短文。
ネタバレ、NL・BL・GL…本当になんでもありです。ご注意を!
2012.11.27
TOX2
ユリルド
リア充なクルスニク兄弟
「兄さん」
「どうした、ルドガー?」
「……あのな、その…」
「ん?」
「ぎ、ぎゅってしても……いいか?」
「………っぷ」
「うあ、兄さん笑った!」
「……あはは、すまん。ルドガーがあまりにも可愛らしいことを言うのでな」
「…う、可愛くない……」
「可愛いさ」
「可愛くないってば…!」
「……可愛いよ」
「……っひゃ!?////」
「相変わらず、耳は弱いな。ルドガーは」
「……兄さんの意地悪…」
「すまんすまん、ちょっとからかっただけだ。だからそんな膨れっ面するな」
「……次やったら許さないからな」
「はいはい(って言っても、抱きついてくるんだから可愛いなあ)」
結婚しろ←
2012.11.24
TOX2
エルとルドガー
※ネタバレ注意です。
分子世界から帰ってきてから、エルと何日も口を聞いていない。
それもそうだ。自分の父親が俺に殺されたとなれば、ショックも恨みも大きいはずなのだから。
目が合えば反らし、たまに俺の名前を呼ぶが、はっとした顔をした後に俺から離れる。
正直、すごく辛いものだった。
いつも笑顔で、俺の後を付いて回って、俺が悲しい顔をすると元気づけて、料理も美味しいと言って食べてくれていた…そんなエルが、俺を避けている。料理にも手をつけてくれなくなった。
「…………」
暫く考え込んでいたが、俺は椅子から離れ、宿にあるキッチンへ向かった。
料理をしていないと、気持ちが落ち着かなかった。
そういえば、兄さんと大喧嘩した時もそうだった。
怒りもあったが、それ以上に不安と恐怖で押し潰されそうでもあって。
俺は兄さんの好きな物を作りながら、気持ちを落ち着かせていた。
その後、料理を目にした兄さんは黙って口にしていたっけ。
すべて食べ終わってから、兄さんは「お前の料理は魔法みたいだな」と笑って俺の頭を撫でてくれたな。
「……そうだ」
エルの好きな物を作ろう。
確か、エル用に作ったマーボーカレーを美味そうに食べてくれていたな。
そう思うと、自然と気持ちは落ち着き、嬉しくなった。
「よしっ」
「……ルドガー」
「……ナァ」
気合いをいれて包丁を持った、その瞬間だった。聞き慣れた声が聞こえたのだ。
ばっと声がする方に振り替えると、俯いた状態のエルがいた。ルルも一緒だった。
エルはルルを一瞬見て、決心したかのように俺を見た。
「エ、ル…」
「…………あのね、お願いが…あるのっ」
「……?」
「………ルドガーの、マーボーカレー、た……たべたい」
声は段々小さくなっていったが、確かに俺の耳には聞こえた。
俺は少し驚いた。が、途端に嬉しさが込み上げた。
俺は包丁を置き、エルに近づいた。
靴音にエルは体を強張らせる。目は、少し潤んでいた。
俺は少し顔が緩み、屈んでエルの頭を撫でた。
「……わかった。座って待ってな」
「……!」
「ナァ〜」
ルルが、エルの足にすりつく。よかったねとエルに言っているようだった。
エルは嬉しそうにルルに微笑んだ。
「(…やっと笑ってくれた)」
それは俺に向けられた笑顔ではないけれど。
でも、エルが笑ってくれるならそれでいいと思った。
その笑顔がずっと続けばいいと思いながら、俺はエルの大好きなマーボーカレーを作る為にキッチンへ向かった。
グダグダですが、エルとルドガーを幸せにしてあげたいー
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