何がハッピーなんかよう考えたら若干の疑問が残るわけですが何だろうがイチャイチャしてくれればそれだけで私が幸せなのでハッピーハロウィンと世界の中心で叫びたい超絶短こばなし〜兵伝編〜
 2013.11.01 Fri 00:48
※現ぱろ


「、、、」
「かわいいよ伝七ちゃん」

朗らかに笑う兵太夫を伝七は青ざめひきつった顔で見下ろした。
かわいいだと?そんなわけがない。全くこれを恥辱と言わずしてなんと言うか。なんとも情けない思いで伝七はスースーするミニスカートを引っ張った。

『とりっくおあとりーと?』
『は?』
『だから、とりっくおあとりーと?』
『は?お前のおふざけに付き合ってる暇はな、』
『つまりイタズラの方ってことだね?はいじゃあこれ着て』
『いやまてだから、』
『ごちゃごちゃ五月蝿い。あと5秒数えるうちに着ないと今すぐここで犯す』

放課後、風紀委員会委員会室にて。このようなやりとりの後押し付けられた服がこれだ。とんがり帽子。フリルと大きなリボンのついたローブ。ミニのワンピース型スカート。オレンジ色のニーハイソックス。オレンジ色の可愛いらしいブーツ。 所謂「魔女」っぽい仮装。何故強制的にこんな格好をしているのか。誰得なのか。てゆうか目の前のこいつは何故こんなに嬉しそうなのか。考えれば考えるほど不可解だった。むしろ理解したくもないけど。と伝七は思った。

「じゃあ次は伝七の番ね」
「は?」
「こーゆうのはフェアにいかないとね」
「は?」
「ちなみに僕はお菓子持ってないからイタズラでいいよ」
「は?いやてゆうか」
「さ、どうぞ?」

にこにこと笑いながら両手を広げて待ち構えている兵太夫に、伝七は不可解さが増すばかりで、どうぞって言われても何をどうすればいいのかさっぱりであった。
訝しげにそして困ったように見つめるだけの伝七に、兵太夫はしかし笑みをくずさずに言った。

「全くしょうがないね伝七ちゃんは、、、イタズラにもマニュアルが必要?仕方ないないから僕がお手本を見せてあげるよ」
「えっ、あ、ちょっ、」

兵太夫は伝七を後ろから抱きかかえるようにして机に乗り上げると、スカートが捲れて露わになった伝七の太ももをするりと撫であげた。

「っ、ちょ、」
「伝七ってさぁ、毛薄いよね」
「ちょ、ッ」
「触り心地良くて好きだよ?」
「ンっ」

するすると軽く撫でるように触られながら耳元で囁かれ、伝七はぴく、ぴくと小さく身体を揺らす。
そのままかり、と耳たぶをあまがみされぬるりと舌でねぶられると、伝七はたまらず身を捩った。が、直ぐに身体を抱え直されてまた耳に唇を寄せられる。

「っも、いいだろっ!いい加減にし、」
「何言ってんの。てゆうかせっかくお手本示してやってんだから、ちゃんと学習しなよ?」
「ッんっ」

太ももを撫でていた手がより上の方の、内股の敏感なところをなぞる。何度も意図的になぞられ、伝七は息をつめる。

「ぅ、ンんっ」

その刺激は少しずつ、しかし確実に伝七の下半身を重たくしていった。
スカートの生地を僅かに持ち上げているそこを兵太夫の手が軽く撫でる。途端にびくり、と跳ねた身体に、兵太夫は口角を上げた。

「どうしたの?」
「べ、つにっ」
「ふーん?」
「っひ、あァッ」

不意に兵太夫が伝七のそこをぐに、と強めに揉みこみ、その刺激に伝七が高い声を漏らす。しかし兵太夫はすぐにそこから手を離した。

「え、、、」
「はい、お手本終わりー」

にこり、と笑って兵太夫は伝七の拘束を解いた。
昂ったものを中途半端に放り出される形になった伝七は呆然と兵太夫を見やる。

「そんな顔しないでよ」
「どっ、どんな顔だよっ」
「ホラ、ちゃんとイタズラしてよ?ここで」

くい、と兵太夫の手が伝七の顎をとり、唇をなぞる。

「しっかりできたらお菓子なんかよりもっと良いご褒美あげるよ」

にやり、と艶やかに笑うその顔に、伝七はその身体に甘い痺れを感じた。
(ハロウィンなんかもう関係ないじゃないか)
心のなかで悪態をつきながら、しかし伝七はその甘さに誘われるがままに口を開き、兵太夫の欲望を受け入れた。




おわっちゃないよ!




伝七たんの魔女っこコスが全然生かせてないことに気付いて黄昏るそんな深夜一時前(^O^)



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