何がハッピーなんかよう考えたら若干の疑問が残るわけですが何だろうがイチャイチャしてくれればそれだけで私が幸せなのでハッピーハロウィンと世界の中心で叫びたい超絶短こばなし〜タカくく編〜
2013.11.01 Fri 00:45
「久々知先輩、有難うございます!」
嬉しそうに一礼しててきゃっきゃとはしゃぎながら煙硝蔵から去って行く後輩たちの後ろ姿に、タカ丸と兵助は瞳を細めた。
「微笑ましいねぇ。てゆうか兵助くんがこのテの催しをちゃんと準備しているなんて意外だなぁ〜」
「あぁ、勘右衛門に教えて貰った。菓子も、自分達の後輩の分のついでに買ってきて貰った」
「あぁ成程ぉ〜」
「それ以上に自分が食べる分も買ってるんだろうがな」
呆れたように言う兵助に、催しに敏感で甘党な彼の同室を思い出し、タカ丸はくすりと笑う。
「ところで兵助くぅ〜ん、俺にはないのかなぁ?金平糖」
ガチャガチャと煙硝蔵の鍵を閉め、扉を揺らして確認する後ろ姿に、タカ丸はへにゃりと笑いかけた。
(まあ十中十、「何言ってんですか子どもじゃあるまいに」と呆れられるんだろうけども)
冷たい視線を覚悟しての発言だったが、兵助からは沈黙しか返ってこない。
それどころか背を向けたまま身動きしない兵助に、タカ丸は首を傾げ声をかける。
「えと、兵助く、」
「菓子はない」
「あ、やっぱだよねぇ」
「いや、なくはない、けど、その、だから、」
と、常になくはっきりしない口調の兵助に、タカ丸はますます首を傾げる。
「、、、あんたが良かったらだけど、今日は夜勘右衛門がいない」
暫しの間の後、兵助は早口でそう言うが早いかその姿を消した。タカ丸はぱちくり、と瞳を瞬かせた後、ふにゃりと口元を緩ませて笑った。
「、、、この場合はさ、お菓子がないから悪戯ってことなのかなぁ。それとも、兵助くん自身がお菓子ってことなのかなぁ」
「んな、の知ら、な…っンぁッ」
タカ丸の長い指が兵助の後孔に出入りしていた。ぐちぐちと派手な水音がする度に兵助の身体もびくびくと跳ねる。
――その夜、兵助の部屋を訪れたタカ丸は、夜着姿で彼の訪問を待ち構えていた兵助に嬉しそうにへらりと笑いかけて、その身を布団に横たえて――今に至る。
月明かりが細く入り込む部屋の中で、兵助のしなやかな肢体と、更にはすっかり勃ちあがったそれと、それから流れ出た液体が薄らと照らされ、タカ丸はごくりと喉を鳴らす。
「どっちかといえば、」
「ァ、あぁっ、」
「お菓子の方かなぁ、これとか甘そうだし」
「ばかッや、ァ」
つい、と片手を兵助の下半身に滑らせ、先走りを掬う。
それを兵助自身に塗り込めるように撫でると、兵助は甘く嬌声を漏らした。
「っ、タカ、もっ、」
「うん、じゃあそろそろ、」
急かすように促す声に、タカ丸は自身を兵助の後孔にあてがいにこりと笑って言った。
「あまいの、もらうね?」
終わってしまえ!
兵助くんが誘ったのはアレですね勘ちゃん入れ知恵ですね多分(^ー^)
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