愛犬家*猫お題没ネタ
2015.03.31 Tue 02:35
*女の子の日ネタ注意
犬主の荷物に犬用の服があるのは気付いていたが、普段は着ないので何のためなのか?と不思議に思っていた承太郎。
ある日、暑いのに服を着ているので珍しくて話しかけたら、「しばらく近づかないで」……
半泣きになって理由を問うも、渋る。本泣きで縋りつく勢いの承太郎に、鬱陶しいと言わんばかりの顔で(←これも地味にショック)
「後悔しない?」
「おまえのことで知って後悔することなんざねえ!」
「生理中なの」
「……ハ?」
「生理中なの」
「……………」
「今まではSPW財団にいたから、この時期は部屋に閉じこもってたんだけど……今はそうもいかないでしょ」
「……………」
「分かったら近づかないで。こっちは腹や腰は痛いわ、ごはんは食べられないわ、トイレの回数増えるわでイライラしてんの。なんで犬と人間の症状ダブってんだよ死ね、外国で犬がトイレ行くのどんだけ面倒か分かんねぇのかボケがっ」
「……あ、……お、おれが」
「あン?」(凄み)
「おれがずっと抱き上げて運ぶ!メシも吟味するし、トイレも連れていくから!」
「……………」
正直に言うと、嬉しくない。世話してくれるのはありがたいが、承太郎ならあれこれと過保護に構い倒すのが目に見えてるから。
今犬主が求めてるのは、お願いした時だけお願いしたことを過不足なくやってくれて、あとは放っといてくれる、アブさんみたいな人。
けど、それを言うと承太郎はムキになって反論してくるだろうし、話しているのすらだるい犬主はこれ以上この話を続けたくない。
痛みでやけっぱちになってるのもあって、いてこます方向に。
「……、ねえ、承太郎」
「なんだ!?」
「犬の生理ってどういうものか知ってる?」
「は?あれだろ、排卵の前段階で、人間と違って100時間程度は受精が可能……ハッ!?」
ニヤリ
「そう、犬の場合はあんまり生理って言わないのよ。発情期っていうの」
「 」
承太郎、フリーズ。そのまま戻ってきませんでした。
ちなみにアブさんは犬主を犬と思ってるので、紙パンツ用意したりゴミ捨てたりするのに抵抗はない。財団にいた時同様に淡々と手伝ってくれる感じ。それが逆に嬉しい。
生々しかったので没になりました。
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