らぶれたif*鬱展開(メモ再録+α)
2015.03.31 Tue 01:46
*前に夢で見た、らぶれたifの鬱→ハピエン?ネタ。
*いろいろひどい、夢クオリティ
*一部シーン追加、長文注意
夢主がいたら色々運命が変わっちゃうよ!な歴史の自己修復作用とかそういうアレなアレにより、旅の途中でじょたの夢主についての記憶が消滅。つまりじょた→原作太郎さんになってしまう。
夢主、立場的にも感情的にも詰む。
じょたから見た夢主は、本当にわけ分からん、母親代わりとか大切にしてたとか周りからやいやい言われるけど、覚えてないもんは覚えてねえよ!イライラ。みたいな。
夢主から見たじょたはもっと悪くて、今まで通りにする努力はしてたがじょたさんの方が耐えられなくなってきてるし、今後の話とか信じてもらえないし、ホリィさんへの対応にも怪訝な顔をされたりで、あーもーこれ私いない方がいいんじゃね?という感じ。
で、じょたの呼び名をやめろって言われたとこで、やっぱこれ駄目だ私がいると話が悪い方向にしか行かん!と悟り、即行で旅から離脱。
******
「あの、じょた?」
「……………」
「じょた、あのね、さっきのやつなんだけど」
「おい」
「ん?」
「それで呼び慣れてるらしいのは分かるが、やめろ。犬じゃねぇんだ」
「……………」
懐かしいやりとりに、『この名前で呼ぶ人なんて他にいないから』と同じ台詞が口を突きかけたが、声にはならなかった。
言ったところで、あの照れたような、でも満更でもなさそうな笑顔は絶対に返ってこないことを知っていたから。
───ああ、そうか。
「ごめんなさい。分かりました、空条さん」
彼女はこの日初めて、目の前の青年が彼とは別人なのだということを実感した。
彼に、自分の存在は必要なかった。
*****
思い出してからは『空条さん』がトラウマに。財団でも名字で呼ばれると睨んでしまう感じ。
その後、夢主はホリィさんのところに戻って謝って、徐倫ちゃんについても放っておけないので適当な時期に間に入ってもらうようお願いする。そのまま現実世界へ帰還。
帰還した途端、もう運命は変わらないことになったのでじょたの記憶が戻り、自分の対応と結果に鬱る。
でもすでに魔王の城目前だったので仕方なしにそのままラスボス戦突入。情報を入手していたDIOに恩知らずだのさんざん煽られてキレる。
夢主に鍛えられたスタンドと知識があったので、仲間は死なせずに勝つ。
DIO様は「堕ちたジョースターが見られて面白かった」的な捨て台詞を残して灰になられました。
終わってすぐにホリィさんに連絡入れたけど、「あの子は私のことを助けてくれたわ」とかって言うだけで、夢主がどうなったかははっきり言わない。
それと記憶が戻ったことでなんとなく成り行きを察するけど、怖くて確認できず。これ以降実家へ戻れなくなる。
その後は大体原作通りの道を歩むが、原作より強くていつまでも修行を怠らない。けど原作より遙かに幸薄い。
まず妻がいないので娘もいない、ジョセフやスタクルメンバーとも壁がある、両親にも会いに行けない。仲間・家族が悉くいない。
そんな状態のまま十年経ち、四部突入。
ある意味平和で明るい四部の雰囲気と、超絶強いために原作よりも更に尊敬してくれる四部メンバーに安らぎを見いだす。
しかしある時、仗助からスタンド発動の高熱を和らげてくれた女性の話を聞く。
お察しの通りそれは夢主で、現実帰還前に色々やっておいたことの一つ。
その人はお礼を言う仗助や母親に『十年くらい後に会う人』についてお願いしていた。
『強くて優しくて何でもできるけど、だからこそ全部自分で背負おうとする不器用な人だから、仗助くんたちみたいに明るい人が遊びでもなんでも付き合わせてあげてほしい』『私の一番大事な人だから』とか。
それを聞いて、夢主の行動は全部自分のためなことに気付き、なのに自分がやったことを再確認して号泣。
******
『分かりました、空条さん』
それが、彼女を見た最後の記憶だった。
その名で呼ぶなと言った自分に、彼女は一瞬懐かしそうな笑みを浮かべて、しかしすぐに音が聞こえそうな程すとんと表情を落とした。
今ならあの時の彼女の気持ちが分かる。苛ついても邪険にしても変わらず歩み寄ろうとしてくれていた彼女に、おれが叩きつけたのは絶望だった。
なのに、彼女はその後苦しんでいる仗助を助けに行き、代わりのようにおれのことを頼み込んでいた。彼女の『一番大事な人』はその時、おれではなかったというのに。
仗助の前だと分かっていても、涙が溢れて止まらなかった。
*****
あの承太郎さんが泣いたーー!?と慌てふためく仗助に訳を聞かれ、鬱状態なじょたが色々話す。
支離滅裂でほとんど聞き取れないんだけど、『大切な人がいなくなって大事なものが壊れた』だけは分かったので、「あのーよければ直しましょうか?」となる。
夢主帰還時に壊れた銀の鍵を十年ぶりに取り出して、割とどっちでもいい感じで渡す。
戸惑いながらも直す仗助。あっさり直る鍵。
そして、上から落ちてくる 黒 猫 ……
「おやおやこれはお懐かしい。『恩知らずでマヌケな負け犬』の空条さんじゃありませんか」←あの時DIO様に言われた台詞w
「猫が喋った!?す、スタンドッ!?」
発言と態度で仗助が思わず攻撃、しかし弾かれる。(絶対防御発動)
じょたは放心中。
「……………、え、」
「これは是非ともカメラを回さねば。超絶レア映像、主様も喜びます」
「……………!??」
慌てて捕まえようとするが、仗助みたいにATフィールドに弾かれたらイコールもう自分には心許してないってことなので、恐怖で一瞬手が止まる。
が、もう失くすもんなんてねぇ!とばかりに再トライ。サキエルたんは非っ常ーーーに不本意そうに捕まりました。
この後、捕まえたはいいものの再び放心してしまった承太郎をよそに、仗助とサキエルの間で割とひどい感じの情報交換がなされ(言われ放題)、『最強のスタンド使い』『無敵のヒーロー』が道ばたで猫に蹴まれながら土下座で謝るシーンが。
「で、あんた結局なんなんスか?」
「分かりやすく言うと、この男が十年前に裏切って愛想尽かされた最愛の女性(失笑)のスタンドです」
「分かりやすい!まさかそれがあの時の人……?」
「まあ、そうですね。それにしても、二年会えなかっただけで死にそうな顔をしていた男がどんな気持ちで十年も過ごしたのか……大変興味深い」
「アンタ、実はめちゃくちゃ怒ってるでしょ」
「おや、分かりますか?お恥ずかしい」
「……承太郎さん、正直見てられねぇ絵面だけど、こりゃ気が済むまで好きにやらせた方がいいっス。よく分かんねえけど、こいつの許しがなきゃ大切な人が帰ってこない感じなんでしょ?」
「あなたはお若いのに大変思慮深い方のようですね。十年前でも今のあなたより年上だったというのに、この男ときたら云々」
で、一週間くらい色々やらされてやきもきさせられた後、「そろそろ承太郎さんの精神状態がヤバイんですが……」という仗助の要請によりようやく夢主召喚。
お茶と煎餅持ったまま現れる夢主。固まるじょたと集まってた四部メンバー達。
「えっ」
「えっ」
となってるとこに、一人フレンドリーに話しかけて仲良くなる仗助。
夢主(四部だーーーー!?なんで私ここにいるのってか、じょたが 泣 い て る !?)
その後2メートル級の巨人に飛びつかれて圧死しそうなところを皆に助けてもらい、話を聞いて「え、これ四〜六部でも同じことになるんじゃ……」と渋る夢主に「もう同じことは絶対に繰り返さない」と説得。というか縋りついて泣き落とし。
じょたに対する四部メンバーのイメージが完膚無きまでに打ち壊された辺りで、どっちにしろ一回来た以上は同じか……と承諾。
実家に連れて帰るために杜王町の敵共はあっという間にじょたさんが倒す。
そして空条家に帰ったら、連絡を受けていた父母により結婚式場が予約済みでした。解せぬ。
……みたいな終わり方で!
正直長すぎて(あと鬱すぎて)書ける気がしない。
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