黒猫夜想曲

 

     お

         



死を待つ黒猫の、子守歌。
それは酷く寂しく、掠れたもので、
それを照らす灯
漆黒にうずまるあの月が
爛々と輝いていたのを、
ボクはいまでも覚えている。




365人目の迷い猫






08.7.1
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