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以下、お礼文+手抜き漫画
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「…無茶ね」
「無茶ですよね」
女子二人が顔つき合わせて深刻な表情でそんな言葉を発していた。
ハッキリ言って、イヤな予感しかしない。
でもこのままじゃあいつまで経っても部活が始まらないので仕方なく話しかけることにした。主将って辛い。
「…えっと、何の話?」
「これから先キセキの世代と渡り合っていくにあたってね、どう考えてもウチが不利なのよ」
「は?」
主語もなくいきなりそんなことを言われてもさっぱりだった。
「誠凛179.86に対し、キセキの世代191.4。圧倒的に不利です」
「ぶっちゃけどう技術伸ばしても無理よね、物理的に」
「な…なにが?」
いよいよ何を言ってるのか分からないが、今度は小金井が質問を重ねてくれた。良かった分かんねーのはオレだけじゃないらしい。
けれど続けられた言葉は残酷だった。
「「平均身長」」
よりによって、ハモるとか。ないわ。
「そ…それはっ!、大体、それ黒子入れてんのか!?ですか!?」
「火神君ブッ飛ばしますよ」
普段そんな言葉遣いしないであろう黒子が壊れてる。うん、気持ちは分かる。
「や、黒子君はウチに入れて計算したよもちろん。当たり前じゃん」
しれっと火神にそう返すマネジに、小金井が反論した。
「でもさぁ…!キセキの世代は今バラバラなんだろ!?だったらキセキでまとめても意味無…」
「小金井君、陽泉高校の平均身長(※2m越えが3人)も今ここで発表してもいいのよ?」
「やめてください」
すかさず答えたカントクの言葉に小金井が真顔になった。
なんだろうこのさっきからの言葉のボディブローは。
好きでこの身長なわけじゃないのに。
これでも牛乳に相談してんだよ…!!
「でもさ!実際どうしようも無いじゃん!出来ればオレらだって身長欲しいよ!?圧倒的に有利だもんあれば!!」
伊月も同じことを考えていたのか必死に主張しだした、そうだよオレだって欲しい。
そしてマネジはと言えば。
「はい。どんなに技術を磨くよりも手っ取り早いですよね。身長伸ばせたら。てことで、呼びました」
「え?」
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誠凛体育館にキセキ大集合。
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