断片的メモワール
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「一粒の麦もし地に落ちて死なずばただ一つにてあらん、死なば多くの実を結ぶべし。」
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月があの子にキスをした
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永遠とは非常に長い時間ではなく、
時間を超出する裂開である。
瞬間とは非常に短い時間ではなく、
時間を中断する痕跡である。
永遠/瞬間は時間ではない。
〈死〉の鼓動に触れること。
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必要なるもの、孤独。
厭うべきもの、孤立。
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「美は痙攣的であるだろう。
さもなくば存在しないだろう。」
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人はいつも何かを待ち望んでいる。
しかし、いったい何を? 誰を? どんな瞬間を?
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Letters……文字あるいは手紙。言葉が手紙なのだということ。
出せない手紙/届かない手紙/狂っている手紙。
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魔法の言葉/言葉の魔法。
詩を書くというより、書くことが詩であるような、あるいは話すことが歌であるような、果てしない夢。
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愛ーー不可能なもののうちで唯一可能であるもの。
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文学ーー秘密を秘密のままにすべてを語ること。
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「わたしたちは日々、なんらかの埋葬を行なっているのだ。」
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テクスト、織物、エクリチュール。
スタイルとリズムを探求すること。
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la vue magique...
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愛が詩的でしかありえないのはなぜか?
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すべての子どもたちは不意にやって来る
(子どもたちは狂っている!)
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幸福ーー愛の痕跡。
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「彼女は自殺する。書かないからよ。」
(マルグリット・デュラス)
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「人間は美とただ遊ぶべきである。人間は、言葉の完全な意味において人間である場合のみ遊び、遊ぶ場合にのみ完全に人間として存在している。」(フリードリッヒ・シラー)
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エクリチュール・フェミニンーー書くことの彼方へ。
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永遠の愛とは? 無限の癒しとは? ゆるしの到来とは?
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妖しくたゆたい哀切のはかなき夢を抱き泣く月夜
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Les cheveux duveteux du coeur, les derniers amours.
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