どこか遠くへ
2010.11.03 Wed
きょうは文化の日。
ステキな読書でもして過ごしたいと想って、
抱えてきたのが、ミヒャエル・エンデの『モモ』。
ほんとうにすばらしい物語。
こんな感じ方、考え方、生き方が
できないような世の中なのだとしたら、
やっぱりとっても不幸なのだと想う。
「あたしーーいっしょにーー帰ってきたーーでもーーいないーーはぐれちゃったーー」
そう、いつもまた、旅に出るんだ、放浪の孤児、
小さな女の子になって、きみをさがしに。
闇にきらめくきみの光。
どこから来るのか、ぼくは知らない。
近いともみえ、遠いともみえる。
きみの名を、ぼくは知らない。
たとえきみが何であれ、
かがやけ、かがやけ、小さな星よ!
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