story
黒木章吾は、中学2年の春に、過去の記憶を失った。
自分で無い過去の自分の幻影に振り回される毎日。
しかし、とある事を切っ掛けに、章吾の内側にいる別人格、「紅鬼」と出会う。
記憶の無い章吾の身体を共に補い、次第に章吾は、紅鬼の存在を強く想う様になった。
互いは共存する事を望んでしまった。
そんなある日、章吾の目の前に、一人の男が現れた。
章吾は、自称地球外生命体「神使華人」だと名乗る怪しい青年ロク助に、「君は王の生まれ変わり」だと告げられる。
しかもその青年は、章吾が記憶を失ったのは、過去の「章吾」の身体を、今の章吾の人格が乗っ取ったからだという。
過去の章吾への罪悪感で鬱いでいた時、今の章吾が存在しないと紅鬼までが存在出来ないと聞かされる。
章吾は、絶対に紅鬼を守ると堅く心に誓い、迫り来る刺客に立ち向かう。
出会っていく仲間達に励まされ、章吾は次第に自分の意志を強く持つ様になっていく。
幸せな時、大切な人を守るために章吾は王になると決意する。