無気力無自覚チャラ男だょお。
 2015.07.29 Wed 04:19
昨秋の過去。
ちょっと暗めの話しー。

苦手な方はback。








(あれは確か俺が大分壊れてた時だったよねぇ


無論、オヤジも妹も居てくれたけど。


イチバンは奈緒だった)




「昨秋、昨秋…もう止めろ」




「…や、」


「これ以上はお前壊れる」


「イーよ

要らないから
必要無い要らない」


「お前…」


「こんな髪も…目も…っ」

「やめろ!」


「っ、汚い…


体も…っ…」


「汚いなんて言うな」


「奈緒だって…」


「お前な、勝手に俺の意見決めつけんなよ




俺が何時お前を嫌いった






それとも…嫌いになっちまってもいいのか?昨秋」



「…っ、やだ」




「ばぁか、


お前がいくら変わろうが
変えようが
俺はお前から、離れねーよ
知ってんだろ

お前がイチバン」


「っ、う…」




「昨秋、いい加減
こっち見ろよ

俺一人馬鹿みてーだろ



早く来い」


「ふえ、なおぉ…」




「ー…って言うこともあったよねぇ」



「あったな…」


「なーお、何でそっぽ向くのー


俺もう、戻んないよぉ?」

(あれ以来、

それ以来もだけど
奈緒は心配事が増えたよね


ごめんね)


「…わかんねえだろ



お前が何時…


「ストップ、


奈緒が何で俺の気持ち決めんの
奈緒が言ったんだよ?


俺の気持ち決めんのは俺ぇって…チガウ?」


「…わねえ」


(今は奈緒が居てくれるから

守ってくれるから


ホントはもう自分で何とか出来ちゃうほど
強くなったけど
敢えて弱い素振りして

奈緒の気持ちつなぎ止めたりして

俺悪い子でしょお)



「…ごめんね奈緒」


「…は?」


「…ん、うへ」


「…わってんなら、


知らねー奴に着いてくんな



知ってる奴でも
俺と虎太郎以外は着いてくんな」


「はあーい。」


(だから、今だけ


甘えさせてね


奈緒)

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