九重 白鵺(ココノエ ビャクヤ)
人と妖との間に生まれた鬼子。
父親である妖の血が濃い為、殆ど妖に近く、ある程度の妖力が体内に溜まると人の姿から妖の姿へ変化する。
変化は妖力の解放か、ある程度の時間経過で解ける。
妖へと変化した姿は、白く美しい髪を揺らめかせた半人半獣の姿をしている。
掴み所のない自由人で神出鬼没。
自分が気に入った人間に対して強い関心を示し、積極的に関わろうとする癖がある。
小説を書く事を生業としているが、一日の殆どを昼寝や釣りなどの趣味に費やしているので、いつ執筆しているのかは謎である。
だが、彼が書いた数少ない作品は人気があるらしく、彼が原稿を上げた雑誌はすぐさま完売している。
代表作は妖と人との恋慕を綴った『虧月の檻』。
まがいものと云う人形を使い魔として使役しており、その姿から彼の性癖が見て取れる。
┗まがいもの
白鵺が使役している使い魔。
人間の出来損ないのような中途半端な身体をしているが、顔の彫りは無駄に深く尻の造形については美しさすら感じられる。
主に掃除洗濯などの家事や雑用、白鵺のサンドバッグ兼枕として使われており雑な扱いを受ける事が多い。
依り代として充てがわれた身体の中身は綿なのだが、食事をし、身体にダメージを受けると吐血する為、周囲の人間からは妖の類だと思われている。
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