第一妖取締課・零班設定


【概要と時代】

様々な技術が発展し、人が世を支配している現代においても人と妖との関わりは絶たれていなかった。
家族として、友人や良き隣人として。

そして、驚異として。




用語

・妖
人とは異なる存在。
所謂、お化けとも呼ばれる存在で、雑鬼と呼ばれる弱いものや神仏に近いものもおり、そういった者達は姿を見せないものが多い。
人や器物、動植物、虫を模した姿の者や、形容し難いものなど様々な姿をしている。

人に対し友好的な者や、人に関心を持たずただ其処にいるだけの者、悪戯が好きな者、好戦的で残虐な嗜好を持つ者、人を騙し惑わせる事を楽しむ者、人の血肉を好んで喰らう者、気まぐれにありとあらゆる災いをもたらす者等、性格は多様である。



・妖人
人の世に溶け込み、人として生きる妖。
もしくは何らかの理由によって人から妖になった者を指す。
人が妖人になる理由としては妖からの干渉を受けて妖人になる場合と、負の感情を身の内に溜め込んだ事により人から妖へ変化する場合があり、そういった者達は他者に害をなす事が殆どである。



・鬼子
人と妖との間に生まれた子供、または直系の血縁者に鬼子が居る場合、その血を濃く継いだ者の呼称。
妖としての力は持たないが、身体能力が高い者が多い。
人の姿で生まれる事が殆どだが、稀に親となった妖の特徴を持って生まれる事もある。



・障気
主に低級の妖が放つ毒のようなもの。
僅かな量なら然したる害はないが、濃くなればなるほど人間に対し何かしらの影響をもたらす。
主な症状は呼吸困難や吐き気、幻覚、身体の脱力等。
死んだ妖から放出される事もあり、雑鬼が好む。



・退魔師
かつては退治屋と呼ばれていた妖退治の専門家。
退魔局に属さず、個人や専門企業で妖退治を行う者の呼称。



・対魔武器
対妖用の武器で人間用のものより破壊力が高く、ものによっては免許制。
近年は性能が良いものが開発され、一般人でも扱いが簡単になっているが、購入の際には退魔局による許可が必要。
銃や刃物、爆弾、薬品等があり、妖の特徴によって使い分ける。
退魔銃や退魔刀が一般的。

┗一部対魔武器
・退魔銃
対象に命中した際の衝撃で炸裂し、妖の分厚い皮膚や硬い骨を砕く。
使用する弾の種類により追加効果を与え、殺傷力を高める事が可能。
免許制かつ、購入の際には退魔局の許可が必要。

・エレキブレード
放電し、触れたものを感電させ動きを封じた隙に切り裂く退魔刀の一種。
カッターナイフの刃を大きくしたような見た目をしている。
電圧はブレードのハンドル部分に取り付けられているダイヤルと、握力によって調整が可能。

・駆除剤
雑鬼と呼ばれる妖の中で最も弱いものを駆除する為のもので、一般人でも購入可能。



・対魔服
耐火性で妖の爪や牙等から身を護る為の服。
障気から身を護る為のゴーグルやマスクも存在する。



・退魔局
国が運営、管理している退魔集団で妖に関するトラブルの一切を扱っている。
幾つかの部門に分かれており、それぞれ得意分野が違う為、互いに協力し捜査、駆除、執行を行う。
かつては退治屋組合と呼ばれる、一般の退治屋集団よりも規模が小さかったが、時代の移り変わりと共に退治屋組合よりも大きな組織となった。

【各部門について】

・第一妖取締課
街に出現した有害な妖の退治や、妖や妖人による事件の捜査行う事を主としており、左京達の属する零班を始め、複数の班に分けられている。
取締課に属する者は通常『捜査官』と呼ばれるが、妖を退治する行為を認められている為、『執行官』とも呼ばれている。

・第二妖取締課
武装課とも呼ばれており、第一取締課では扱えない大型の妖の殺害、或いは捕獲を行う。
火器の扱いに長け、軍隊のように団体行動をとるが作戦によっては単独行動もある。

・探知課
大型の妖による有事発生の予測や、事件現場に残された痕跡などから逃亡した妖の追跡を行う。

・回収課。
対象となる妖の捕獲、妖により殺害された被害者の搬送や、退治された妖の死体を回収する。





『とある退魔屋の話』『化け物駆除』の世界観と同じ。




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