ハリポタ系のメインキャラクターたちの会話シリーズの中からユルクの誕生日ネタのものだけ抜粋しました。
思ったよりなかったです。
メタいことも時々言います。
【第一回4月4日ネタ】
[朝]
ユルク「……目が覚めたら寝床が猫だらけだった…」
ユルク「…」もふもふ
ユルク「…」もふもふ
ユルク「…」もふもふ
ユルク「…」もふもふもふもふ
※ヒズミからの誕生日サプライズ、猫
[昼]
ユルク「なあ、セブルス。今日の夕食見たか?」
セブルス「ああ…」
ユルク「あれ、いまいち善意か悪意か判別つかないんだけど…」
ヒズミ「パイナップルご飯、鳥のケチャップとパイナップル煮、パイナップルサラダ、パイナップルハンバーグ、くり貫きパイナップルのフルーツ盛り合わせ、パイナップルスムージー、パイナップルケーキ、パイナップルティーです」
セブルス「パイナップルがすでにゲシュタルト崩壊しているぞ」
ユルク「パイナップル尽くし…」
※ユルクはパイナップルが好き
【第二回4月4日ネタ】
[子供時代ユルクも同席]
ヒズミ「お誕生日、おめでとうございます!」
ユルク「あ、ああ。ありがとう…」
セブルス「おめでとう」
少年ユルク「と」
ユルク「…」
ヒズミ「どうしたんですか、浮かない顔して」
ユルク「なんで、俺は綱をつけられているんだ?」
ヒズミ「もちろん、あなたがよく誕生日前にいなくなるからです」
ユルク「長編の話な!」
※1993年:石化、1995年:失踪、1996年:病床、1997年:指名手配、1998年:政府転覆側
[2年目は転生セブも祝いに来ました]
転生「さっそくだが誕生日祝いだ。子どもは猫のマグカップ、ユルクにはマタタビ酒」
少年ユルク「と」
ユルク「わざわざ作ってくれたのか?ありがとう」
[せっかくなので出かけていました]
ヒズミ「ただいま戻りました」
転生「おかえり。みな、どうだった?」
ユルク「すっごい充実した休みだった。やっぱり遊びに行くのいいな」
少年「ね」
セブルス「そうか」
ユルク「転生には、お土産の苺大福。ヒズミのチョイスだ」
転生「ひゃっほい」
[おやつ後]
セブルス「茶を淹れたのだが…」
ユルク「……」zzz
少年「…」
ヒズミ「二人とも、くっついてソファーで寝てしまいました」
転生「さすが猫コンビ」
ヒズミ「まだ、私とセブルスはプレゼントを渡していなかったのですが…」
セブルス「仕方があるまい。明日にしよう」
ヒズミ「それが、おやすみセットなんですよね。ユルクには安眠枕とふわふわの毛布、こどもはもふもふの抱き枕とふわふわの毛布です。いっそ使ってあげますか」
転生「…寝ている二人が幸せそうな顔になったな」
[昼寝後。夕方]
ユルク「くあ〜…、おはよう…」
ヒズミ「起きるのが遅いです!」
ユルク「悪い、毛布がめちゃくちゃ気持ちよくて…」
少年「よ………」うとうと
転生「タオルケット症候群が出来上がったではないか」
[追加プレゼント]
セブルス「遅くなったが、私からもプレゼントがある」
ユルク「お、紅茶とコーヒーのセットか〜。色々入ってて、楽しめそうだな。ありがとう」
セブルス「こどもの方にはハニーデュークスのお菓子の詰め合わせだ。ついでに服、靴、筆記用具、傘などを揃えておいたから持っていけ」
少年「とと!」
転生「……ろ」
ヒズミ「余計なこと言わないでください!」
【第三回4月4日ネタ】
[ユルクとスネイプ先生は夜まで会議でした]
ユルク「すまん。誕生日祝ってくれるって話だったのに、急な会議で遅くなった」
セブルス「準備する約束も守れなくてすまない」
ヒズミ「大丈夫です。時間あった分めっちゃ作ったので」
少年「がんばた」
ユルク「なんか、当事者1人がもてなす側になってないか!?」
ヒズミ「ここにありますのは、第一話に出てくる不穏な雰囲気のユルクが片目に嵌めているものすごくキモイ義眼のゼリーです。白目が黒で虹彩が赤、瞳が白」
少年「がんばた」
セブルス「そうか…」
ユルク「なあ、若い俺。自重しないとセブルスが泣くぞ!?な?」
ヒズミ「…それはそれで見てみたいですね」
※義眼ネタは本編では不仲の象徴。
【第四回4月4日ネタ】
[最終章あたりの4月5日(一日遅れ)。ユルクの子供のユーリ登場]
ヒズミ「昨日は誕生日おめでとうございました!」
ユルク「生きてた…生きて誕生日過ぎれた…」
転生「実感がこもっているな」
ヒズミ「そしてすみません。ケーキ遅れましたがこちらです」
ユーリ「ケーキ!!」
教授「食べるのか?」
ヒズミ「食べますよ。一切れと半分行きますからね」
【第五回4月4日ネタ】
[好き嫌い多いユルクの誕生日ケーキって大変そうだよねっていうツイッターのつぶやきが元ネタ。初掲載]
ヒズミ「スネイプ先生、相談です」
セブルス「なんだ?」
ヒズミ「ユルクの誕生日ケーキが店頭にないんですけど」
セブルス「……」
ヒズミ「牛乳嫌いだからクリーム系とかムース系駄目でしょう?発酵食品も嫌いだからチーズケーキやヨーグルトケーキもアウト、生の果物もパイナップル以外あまり好きじゃありません。というかこの季節にあるわけないんですよ、パイナップルケーキ」
セブルス「チョコレートにしろ」
ヒズミ「ザッハトルテ、ガトーショコラ、チョコタルトは春になると消えます。それに、クリスマスは彼に合わせていつもチョコケーキになるので飽きました」
セブルス「キャロットケーキは?」
ヒズミ「誕生日にクリームなしのキャロットケーキ出すんですか!?」
※凄く地味そう
ヒズミ「スネイプ先生、スネイプ先生」
セブルス「今度はなんだ」
ヒズミ「いろいろケーキを探してみたところ、こんなのを見つけました。タルトタタンです。どうですかね?」
セブルス「…なるほど、焼いた果物ならあいつも食べられるだろう。飾りもミントだけだがキャラメリゼにするリンゴの並びを工夫すれば見目もいいだろう」
ヒズミ「ですよね!ということで作ってみますね!ここで!」
セブルス「…なぜだ」
ヒズミ「部屋でするとばれるからです。それに、フライパンで作ることが出来るそうなのでやってみたくて」
セブルス「……」
[結局スネイプ先生の部屋の調理スペースで作業することになりました]
ヒズミ「スネイプ先生!切るの失敗したリンゴ食べてください!」
ヒズミ「スネイプ先生!形が崩れてなんかの餌みたいな見た目になったのでこれ食べてください!」
ヒズミ「スネイプ先生!焦げてリンゴが張り付いたので──」
セブルス「なぜいちいち私に持ってくる!?」
ヒズミ「私が!リンゴアレルギーで!たくさん食べられないからです!!」
セブルス「リンゴ以外を使え!」
※よく火を通したものならある程度食べられるタイプの果物アレルギー
[スイーツに強いスネイプ先生に手伝ってもらうことにしました]
ヒズミ「これ、思ったよりもリンゴからすごく水分が出たんですよ。それで最初のものはひっくり返したときにリンゴの層が崩れてしまいまして。二回目は水分を飛ばすのを意識しすぎて焦げてしまい、フライパンにくっついてしまったのです」
セブルス「レシピを見せてみろ。…なるほど。一回作ってみせたまえ。改善点があれば伝えよう」
ヒズミ「ありがとうございます!ではさっそく…砂糖とバターでキャラメリゼを作ります」
セブルス「待て!すぐにバターを入れるな!それは砂糖の色留めだろう!」
ヒズミ「…………私、実は料理は得意でもスイーツは苦手なんですよね」
※バターを入れるタイミングを逃したために焦げたべっ甲飴が出来ました
[指導の元作ります]
セブルス「リンゴは先に焼け。その方が水分調整がしやすい」
ヒズミ(レシピに書いてない…)
セブルス「キャラメリゼと合わせる前にリンゴを並べるな。明らかに後で並べた方が見目がよくなるだろう」
ヒズミ(レシピに書いてない…)
セブルス「もう少し火加を落とせ。…それ以上やると焦げるぞ」
ヒズミ(これはさっきした失敗…)
セブルス「すぐにひっくり返そうとするな。固めたいなら十分に冷ませ」
ヒズミ(レシピに書いてないけどおっしゃる通りだ…)
セブルス「そのままひっくり返すな。先にフライパンに熱を通して表面のキャラメリゼをとかせば問題なくはがれるはずだ」
ヒズミ(レシピに書いてないけどおっしゃる通りだ…)
ヒズミ「なんと言う事でしょう。一回でできてしまいました。さすが砂糖の祝福持ち」
セブルス「意味の分からない適当な事を言うな」
[お祝い]
ユルク「お、すごい。なんかすごく手が込んでそうなケーキだな。それにリンゴとバターのいい匂いがする」
ヒズミ「バターは食べるのでキャラメリゼは好まれるのではと思いまして。スネイプ先生に手伝ってもらいました」
ユルク「二人で作ったのか?へー!珍しい!ありがとう」
セブルス「おかげで私の部屋からキャラメルとリンゴの臭いが取れん」
ユルク「…それはまた随分ファンシーな印象になるなぁ…」
ヒズミ「まあ、せっかくなんで食べてくださいよ。多分もうスネイプ先生一緒に作ってくれない気がするのでとてもレアな一品ですよ。お菓子作りに向いてないってはっきり言われました!」
ユルク「うん、まあそれは前から思ってたけど。あ、うまい。初めて食べるけど好きな味だ、これ」
セブルス「苦労の甲斐があったようでなによりだ」
ヒズミ「誕生日おめでとうございます」
ユルク「ありがと。これからもよろしくな、二人とも」
※ありがとうございました。