毎回恒例の、ひたすら自由にファンタスティックビーストの感想。

盛大、完全にネタばれるどころか見ていること前提。
キャラ対話形式で当人たち風の鑑賞感想になります。
というか各自が話したいことを話しているだけです。
しかもパンフレット内容まで持ち出してきます。

ネタバレなんでもOK派、鑑賞済みという方のみ見てください。



日少年→オリジナル名ヒズミ
助教授→オリジナル名ユルク

※pixiv連載も始めていたため、どちらにも当てはまるようにこの二人だけで進めていきます。


日少年「ということで、ファンタスティックビースト3 THE SECRETS OF DUMBLEDORE。邦題、ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密ですが………あーそう言うことでしたか!ダンブルドアの秘密が何をさしているであろうものか今分かりました!なるほど!」

助教授「見たばっかりはいろいろ思いだして納得することとかあるよな」

日少年「貴方は今回も真っ白になってますよ。青ざめた顔で無理やり微笑んでいらっしゃる」

助教授「ファンタビシリーズ公開からず〜とそうなんだが、グリンデルバルドの悪行が毎回明らかになって俺の身には荷が重すぎる…」

日少年「前回は主義思想が闇落ちした貴方と似通っていたので怯えていましたが、今回のマッツ・ミケルセンのグリンデルバルドは外面がとても良さそうなところが似てきましたね。やい、人たらし」

助教授「でも正直、人たらしの才能は俺の方があると思うんだ。一回闇に落としたら逃がさない自信あるぞ」

日少年「いやな自信をどや顔で語らないでください。それはさておきまして、今回の物語の全容はグリンデルバルドが魔法界で大きな権力を得るために幻想動物と言われるキリン…多分麒麟のことなんですよね…それを利用しようとします。ダンブルドア側はグリンデルバルドが権力を握るのを阻止しながら麒麟を守るというものとなりました。その中で、クリーデンスとダンブルドア家の関係性、グリンデルバルド側になってしまったクイニ―とジェイコブの恋の行先、ダンブルドアとグリンデルバルドの決別が明らかになっていくというものでした。」

助教授「順番に語ると、クリーデンスとダンブルドア家か。もともとグリンデルバルドが適当なことを言っていた感はあったが、ちゃんとはっきりしたしな。スター・ウォーズのカイロ・レン周りの話を思い出した。あの人の子供だったのか…という感じで」

日少年「髪が伸びたのでカイロ・レンと他人の空似感を思い出してしまったではないですか…もっとこちらの方がエピソードはすっきりしてますね。家族との縁についてクリーデンスは何らかの黒い感情を持っていたことは明らかなので、彼の中でそれに片が付いたのはとても良いと思いました。多分、題名の”ダンブルドアの秘密”ってこのことも示していたのでしょうね…家族関係のものには弱いのでついつい彼らのことは応援してしまいましたよ。しかし、クリーデンスのお父上、ほんとに家族と縁が薄い人生なのか物悲しくなってきます。一緒にいられなかった時間を取り戻して欲しいですね」

助教授「うん。まあ…そうだな。しかし、”原作に登場していない、後から出た過去編の登場人物の運命”をたどりそうな気配がすごくしている…」

日少年「よし、この話はやめましょう。明るい話をするなら…クイニ―とジェイコブさんがちゃんとお互いの気持ちを確認して元の関係にもどれてよかったです!!ほんとハラハラしたんですから!!」

助教授「お前は一作目からジェイコブが好きだったから安心したんじゃないか?」

日少年「もちろんです。彼は力を持たないから翻弄されるだけで何もできなかったような前回がとても悲しかった。でも力がなくとも彼らと共に行動してクイニーを一途に愛する気持ちが闇に歩んでしまった彼女を引き戻したのは最高です。そして、私も覚えてますよ。貴方が一作目でクイニ―推しだったことを」

助教授「道を踏み外す選択を自分でしてしまいながらも、彼らの元で捕らわれに近い状態にあった彼女が戻ってきてちゃんと愛したジェイコブと一緒になれて良かった。ジェイコブがメンバーに入れられたのはやはり彼女をグリンデルバルド陣営から取り戻すためだろう。能力的にもメンバーの精神的にも彼女が戻ってくることはとても重要だった。アメリカの魔法省の法律は緩和されたようだな」

日少年「ユルクの結婚式並みにこじんまりとしていたので秘密婚の可能性も考えてしまいますが…アメリカ闇祓い局局長とイギリス闇祓い局局長が祝福メンバーにいるので安心感はあります。ジェイコブさんの活躍が今回一作目みたいにあったのも嬉しかったです。しかもニュートと別行動でタッグっていいですよね。誰と一緒に行動しても当たり前かつ魅力たっぷりに振舞えるのは彼の良いところです」

助教授「ジェイコブが他とタッグを組んだことでニュートが兄のテセウスと組むことになったのもポイントだ。前作まで兄弟関係ぎくしゃくしていたからな。今回はテセウスがニュートに助けられたことになったから一気に関係がよくなったと思うよ」

日少年「ニュートの魔法動物パートに巻き込まれたらエリートお兄さんも形無しですからね★さて、大まかなものはこんな感じでしょうか。ダンブルドアとグリンデルバルドの関係は皆さん各自で理解を深めていますし、公式からも情報が多いのでよろしいでしょう。しかし、恋愛感情と知らなかった方がいたのか、それが明言されたシーンで後方からどなたかむせた声がしました」

助教授「もしかしたら知ってて思ったよりもオープン過ぎてびっくりしたのかもしれないが…知らなかった人たちは二人の関係が複雑すぎる理由がはっきりしたんじゃないかな?」

日少年「そうですね。そのためには必要な情報でした」

助教授「さて、いつもなら魔法動物について話す流れになるんだが…俺たち二人でやるのか?」

日少年「私が語りますよ、動物嫌いさん。今回新登場で出番が多かったのはキリンとえーと、あのカニみたいなものは…名前は本編中に出ませんでしたがパンフレットによるとマンティコアだそうです!」

助教授「これだけはわかる。キリンは多分食べたらすごく怒られる奴」

日少年「虫を殺すのを踏むのを恐れるほど殺生を嫌う動物です。人間として見られなくなることを覚悟してください。メインで出た子供のキリンはデザインや動作が小鹿に似ているので愛らしさ倍増でしたもの。それに手をかけるのがグリンデルバルド。とてもすばらしい通常運転でした。傷ついたり死骸となったキリンを見ることは不吉の象徴でもあるので、彼の凶行がのちの破滅を物語りますね」

助教授「じゃあ…マンティコアは焼いたら美味そう」

日少年「貴方ほんとになんでも食べようとするキャラが板についてきましたね…見た目めちゃくちゃ毒ありそうじゃないですか。ニュートたちがマンティコアの動作を真似して擬態するシーンがありますが、あれが可能なのは後に出てくる親のマンティコアが人間より大きいので同種で個体の大きさが幅広いからできるとかいう話なのかと考えていました。尻尾や鋏を出す前の見上げてくるシーンはキュートでしたね。ニュートさん、擬態の実験をしたことがあるとのことですが、飼っているのでしょうか…」

助教授「一度どこかであのトランクケースの中にいる動物一覧をまとめて欲しくなるな」

日少年「全体としてはこんな感じになりますね。グリンデルバルド役が今回はマッツ・ミケルセン氏に変わり、装いも前回のグリンデルバルドとは大幅に変更となりました。しかし、前回は「脱獄直後で人相が悪い」や、今回、「政治進出をもくろんでいたために身なりを変えた」ということで理由を付けることができる範囲だと思います。クリーデンスの髪が伸びたことで時間の経過も感じられますので、イメチェンしたのだろうな、と。海外の政治家たちが立候補にあたりキャラ方針や身なりを変えることは良くあることですからね」

助教授「見た目と本性は恐ろしいが仲間には甘い言葉をささやくタイプから、見た目は穏やかだが中身と言っていることが怖すぎるタイプに変わったな。言動がむしろ見た目穏やかになってからの方が過激になっているぞ。どちらも人を惹きつけるカリスマ性は統一されていたかな」

日少年「見た目チェンジはあなたにも数回起きているのでまた共通点ができたんじゃないですか?」

助教授「思い出したように共通点見つけてくるのやめろ」

日少年「ファンタスティックビーストは全5作が予定されていますので、後2作です。もう次回に最終決戦に入っても良さそうな流れですが…」

助教授「間に時間があると不穏なものが入りそうなのがほんとに恐ろしいぞ。ニュートとティナは後に生存確定の未来が書かれているからそこは安心できるが、一作ごとに仲間が増えていっている。誰に不幸が起きてもおかしくないんだ。自分で言ってて背筋が寒くなって来た」

日少年「まあ、明らかになるのもまた数年後のことですよ。1作目は新シリーズとしてのお披露目も兼ねているので、魔法動物と世界の不穏な空気の二本立て。2作目はグリンデルバルドが動き出し不穏な時代に入る前の情報公開、今回は前回の情報の回収になっているのが一つの事件でまとめられているのでかなりまとまりがよかったと思います」

助教授「2作目が賛否両論になっていたから止まっていたという人もおすすめかな。2も迷ってまだだって人も今回の3と合わせてみるのはいいかもしれない」

日少年「では、是非ともユルクのご先祖さんの悪行をしっかり確かめてください★」

助教授「その視点で見るのはホントにやめて」



ありがとうございました! 2022年4月8日


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