天下一の料理人。
2015.09.13 Sun 15:28
「で、弟子にして下さい!美味しい中華料理をご教授して頂けないでしょうか!」
「申し訳ございませんが、企業秘密なので…それに私はまだまだですので、弟子はとりません」
そうはっきりといった。店の名前は『我愛(オーアイニー)』『私は貴方を愛している』という意味だ。#bk_name_2#はそこの中華料理を営む料理人だった。島国である日本からトリップして、過去に飛ばされたのだ。しかし過去の人間から見れば#bk_name_2#の作る中華料理は見た目は鮮やか、華やかで味も美味しいとみた。誰もが#bk_name_2#の料理を欲しいと、雇いたいと思うのは当然だった。
「#bk_name_2#、今日も来たぞ」
「あら、信くん。漂くんこんにちは」
「今日も凄い人だ、お疲れ様です#bk_name_2#さん」
そう#bk_name_2#よりも一回り違う年下の男の子。信と漂は今日も来た。お腹が空いていた2人に無料で料理を提供したら毎日くるようになり、姉として慕っている。しかしこの2人が「オーアイニーという店がとても美味い!」と広めたおかげで毎日が大繁盛しているから、感謝してもさきれないくらいの恩があったのだ。
そして、#bk_name_2#の料理が食べたいと#bk_name_2#の料理を巡って中華全土が奪い合うことになるとは今の#bk_name_2#は想像すらしていなかったのだった。
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