大輪虎。時を越えて…(逆トリップ)
 2015.09.01 Tue 23:17
僕は元の世界へ戻って来た、そして30年の月日が巡る。けれど姉と慕っていた〇〇の姿はどこにもいなくて…ずっと面影を探している。

黒く長い髪、白いけれど健康的な肌、優しい瞳、高く柔らかい僕の名を呼ぶ声、穏やかな笑顔…〇〇は唯一無二の存在で探して見てもやっぱりどこにもいない。

僕にとっては殿と同じくらい守りたく、恩を返したいと思っていたのに。どうしていないの…ねぇ〇〇。

「こんな事なら…出会わなければよかった」

会いたいよ…〇〇。そう僕は〇〇に貰った鈴を握り締めてチリンと小さく鳴らした。



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