音楽と死
 2010年08月20日 (金) 07:19


古本屋でROCKIN'ON JAPANを立ち読みした。去年のやつだった。アベフトシの追悼のやつだった。

最近知った。死んだ事だけじゃない。アベフトシをだ。

黒い服に身を包んだ恰好良い男が載ってた。細かい字で長々とインタビューが掲載されていたが読まなかった。

泣きそうになった。
この人がもういないのだ。
この人がもういないのだ。

俺はミッシェルを一曲も知らないし一人も知らなかった。今日初めて顔を見た。新聞でもないから死因なんて書かれていない。調べてもいないから今でも知らない。


志村正彦の時もそうだった。
俺はフジファブリックを聴いた事がない。今でも。

ある時雑誌を読み返していた。その時もROCKIN'ON JAPANだった。アップの写真が何枚か載ってた。ぼんやりした綺麗な目をしてた。
泣いた。
この人がもういないのだ。

いつ誰が死ぬかわからない。
たまに妄想して怖くなる。
誰の声が、誰の音が、いつ永遠に止まってしまうか。

生きていてくれればいい。
生きてる限り鳴らして下さい。




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