「すみません(汗)……って会長!…何してんですか!?」
+能登学レンジャーズ爆誕+
#ブルーと本と図書館と*
「図書館は静かにだぞ、赤木くん」
「すみません……ってそうじゃなくて…何してるんですか?」
徒士が小声で話しかけると
「もちろん決まっているだろう!青い鳥に会いに来たのだよ」
「会長…とうとう完全に頭がヤバく…」
「なっ!違うぞ赤木くん!青い鳥というのは、そこのカウンターの青山葵くんのことだ!」
「うるさいよ…会長」
葵はヘッドフォンをしているがどうやらこちらの会話はバリバリ聞こえているようだった。
「何度いっても生徒会に入ってくれないのだよ!」
「あー…」
メンバー集め意外と会長頑張ってるんだ…
「何と言われても…入るつもりないから…」
葵はきっぱりと言った。
「ダメか…?今なら赤木くんもついてくるぞ?」
楓は徒士の両肩に手を置く
「僕は商品ではないです…」
額にうっすらと怒りマークを携えながら徒士は答えた
「…入ったら図書館の仕事が出来なくなる…」
「それが理由なんですね?」
徒士が口をひらく
「…うん………」
「そうだったのか!!だったら心配は無用さ!君がずっと図書館にいることを生徒会の仕事にすればいいのだ!」
「……そんな事して大丈夫なの?」
可能なわけないよな?
だって僕は毎日生徒会室に足を運んでいるし、そこで書類を片付けてもいる…
「大丈夫だともさっ!!」
「会長………」
徒士が声をかけようとすると、
「平気さ…何も変わらないよ」
と楓は小声で伝えた。
「それなら別に…構わない」
「よしっ決まりだ!っとその仕事にするにあたって一つ条件があるのだが…」
「………条件?」
「どうしても君が必要になったときには来てほしい」
「…………わかった…」
僕は……
会長がすごい人だってことに気
付かされた……
気がした!!
…It continues…