サンホラパロの続き書いちゃったー←
2010.01.05 Tue
うーん( ̄〜 ̄;)
ネタってあれですね、湯水のようにわいてこないんですね←
どうしよう、書きたいのあるけどネタがわいてこないです。あれですか?愛が足りないとか……いやいや私は充分皆さんを愛してますよ?(そっち)
End〜の話も書きたいのに……なぜか書くとアレフレが入るんですよね。なんででしょう。
そんなわけでサンホラパロのレイヴンバージョン書いてみました。当然死ネタ+捏造+♀+つかパロかよこれ、の酷い話ですが許してくれる方のみお進みください
兄ちゃんゴメン
俺は……誰かを犠牲にしてまで抗えない
でも恨まないでね。悲しまないで?兄ちゃんは優しいから、泣き虫だから泣くかもしれないけど、これも運命の贈り物。だから泣かないで、俺は大丈夫。だってやっと手に入れたから、昔から欲しかった…――
――
かつ、かつ
「止まれ」
視界は暗く、此処が何処なのか分からない。レイヴンは命令通り立ち止まると辺りを見渡さずに、耳を傾けた。
僅かにだが、水の音がした。水の匂いもするから此処が生け贄を捧げる湖なのだろうか。
生け贄を求めてきた兵士に抵抗もせずに捕まったレイヴン。周りの者が酷く怯え逃げているなか、彼女は冷静だった。
感情がないわけではない。ただ自分が行けば全てが済むことを前以て神託によって知らされていたから、それだけだ。自分の代わりに誰かを犠牲にするなんて考えは端からない。だから抵抗もせずに捕まった。一つ、名残惜しいことはあったのだが仕方ない。
胸の前で祈るように手を組む。手は冷たく、遠い昔に繋いだ片割れの温もりを思い出した。
自分と似た星を抱いている双子の兄。自分と同じで体温が低く、冷えた体だったが……それでも心地よく、落ち着くものだった。小さい時に落ち着くからと手を繋いで寝てほしいと我が儘を言ったほどに。
運命によって引き裂かれた俺とシュヴァーン。大切な俺の兄ちゃん。いつも我が儘を言っていた俺のいうことを苦笑しながらもきいてくれて、一番の理解者で掛け替えの無い人。もう一度彼に会いたかった。けど
「それは叶わないわね」
背後から剣を抜いた音がする。きっと俺はもうすぐ殺される。
ふと、昔自分の先生が言った言葉を思い出した。
――怖れず揺るがず妬まず恨まず、誰よりも強かに……美しく咲き誇る女になりなさい
「怖れず揺るがず……全てを愛す女になれたかし……らね」
「ヒュドラよ、受け取り給え」
ザシュ!……ばしゃ
言い終わる前に背中を斬られ、為す術もなく湖に落ちる。
斬られたときも、湖に落ちたときも不思議と痛みを感じなかった。ただ聞き覚えがあった声に驚いただけだ。意識が薄れていくなかでレイヴンは必死に思い出す。確かにあの声は……――
なにも見えなくなっていた両目を開ける。見えないとわかっていても顔を確認したかったのだ。しかし予想は大きく裏切られ、何年かぶりに光感じられた。そして……
両手に……月がある……
あぁ、やっと手に入れた
レイヴンはふっと微笑む。先程までの高ぶっていた気持ちは嘘のように消えていた。
兄ちゃん、手に入れたよ。昔二人で一生懸命取ろうとした月が手に入ったんだ……
だから悲しまないで。泣かないで。もう俺はシュヴァーンと一緒にいれないけど
月は……兄ちゃんをずっと見てるから
レイヴンは目を閉じる。その表情は穏やかで、まるで
まるで、水面に映る月のように美しかった
――――
自己満足小説です(笑)というよりサンホラ知らない人は是非聞いて欲しい小説かも。
読んでくれてありがとうございました。暫く自重します、すみません
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