メロタイトルなし2
 2012.08.17 Fri 04:24


誰かに嫌われることを恐れた
ひとりぼっちになることが何より怖かった
今日は良くても、明日は何が起こるか分からない

繰り返すうちに自分の本音を抑えて、もう一人の自分を作っていたんだ


誰かの影口を言ってるあの子が怖かった
大して仲良くもなかったから
弱い自分が何故かいつも震えていた
弱い自分がそれから無理をして笑うようになった
本当の笑顔はどれか、分からなくなった

ただ、一人が嫌だった
ただ、嫌われるのが怖かった

だから決めたんだ
僕は君のことを嫌わないよ
僕は影口なんて言わないよ
だって、僕自身がそんな高価なことが言える立場じゃないからね
表現の自由なんて、そんなのあるらしいけど
影口を好きなだけ言うためにできた自由なのかい
そんな自由ならば必要ないよ
今すぐ捨ててしまえ


休日はいつも部屋にいた
誰も来ない、ただ一人だった
この空間で一人なら、いくらでもいてあげよう、なんて思ったりもした
むしろ一人でいたいと願った

月曜が怖くてたまらない日曜さ

一人は好きだけど
一人は怖いものだった
僕は誰よりもワガママなんだ

みんな、なんだかんだで自分が一番なんだって言っているけど
その口実自体も実は自分の恐怖心を隠す為の理由だ
そんなもんだって
世間から目を反らしていた

僕は怖がりなワガママなんだ


最近は1人万歳です




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