朝起きたらビュティが三人いた

※時間軸は一部



いつものように迎えた朝。ただ一つ違うのは、ビュティが三人いるということ。

「そっか、もうビュティが繁殖する季節か」
「ボーボボがテンパってるのら〜」
「つーかよ、ヘッポコ丸が鼻血出してぶっ倒れたんだけどどうすればいい?」
「とりあえず寝かせておけ」
「何人に増えたってヒロインは私なんだからね!!」
「そんなこと言ってる場合かよ!」

仲間達がギャアギャアと騒ぐ。しかしいつものようなツッコミは入らない。さすがにビュティ自身も困惑しているようだ。

「とりあえず一旦整理しよう」
一番挙動不審になっていたボーボボがゴホンと咳払いをする。
「お前たちは全員ビュティなんだな?」
三人が同時にこくりと頷いた。

「そうか…だがみんな格好が違うな。いつもの服装と、パーカーへそ出しと、パーカーへそ出しじゃないやつ」
一人一人をじっくり見たあとで、また考え込む。


「好きな食べ物は?」
「ハンバーガー」
「ハンバーガー」
「シェルヌのいちごムース」

「…一人だけお洒落なのが混ざってたな」

「つーかさあ、聞くまでもなくビュティじゃないのが一人いるだろ」
首領パッチのセリフに、三人のビュティが不思議そうな表情をする。
ボーボボも怪訝そうな顔をした。
「どういうことだ、首領パッチ」

「ほら、へそ出しじゃないほうのビュティ。あいつだけ胸が


三人のうち二人の鎖鎌が首領パッチに命中し、その言葉の先は分からなかった。




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一部と真説とふわりのビュティさん。
オチなんて、ない!


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