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オレだって見てぇ〈青火〉
火神が夕食を作ろうとエプロンを取り出した時の事
青峰は唐突に「外で食べようぜ。おごってやる」と言い出した
火神は思わず額に手を当てたが熱はないようだ
ニヤニヤする青峰に寒気がする火神
こういう顔の時はろくでもないことに決まってると火神は思った
「焼肉屋でいいか?」
「おっ…おう」
何をたくらんでるかは、わからないが焼肉の魅力には勝てずに行くのを承諾してしまった
焼肉屋は給料日前とあって客は少なかった
火神はメニューを開きすぐに店員を呼んだ
「すみません、メニューの上から下まで2人前ずつ」
「おい、マジかよ」
「足りなかったか?」
首を傾げた火神に思わず身長180センチの男に可愛いと思ってしまった
「サイドメニューも頼むか」
「後にしろ、テーブルにのりきれないだろう」
「そうか、青峰もたまには、まともな事を言うな」
「うっせい」
そうこうしてる内にズラリと肉が並んだ
肉を焼きだし食べているとあることに気がついた
青峰はあまり食べてない
ひたすら火神に焼いた肉を皿に乗せていく
「食べないのか?」
「食ってるよ、オレに構わず食え」
そうして、最後にビビンバを2杯を食べ火神の食事は終了した
「いい感じになったな」
「?」
青峰の言ってる意味はわからなかったがすぐに知ることになる
店を出た瞬間に背後から青峰に抱きしめられた
そしてぷっくりと出た腹を優しく撫でられる
「マジで妊娠してるみたいだな、妊娠3ヶ月って所か?」
「青峰…まさかその為だけに焼肉に誘ったのか?」
「あぁ、テツや黄瀬、緑間までオメーの妊娠姿みたのにオレだけ見てない」
「アホか!誰が妊娠だ!」
「怒ると胎教によくないぞ、大我ちゃん」
暫くはそれをネタにおちょくられることになった火神だった
完
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