〓★東京ほ句
 2020.12.06 Sun 14:01

◯東京にバターもとけて桜かな
◯東京のメイクをのせて桜かな
◯東京にもたれてゆるる桜かな
◯東京にいそぎもたれて桜かな
◯東京にチョコをリュックに桜人
○東京にドラマのような桜かな
○東京の合間にきみと桜かな
◯東京の石垣みえぬ桜かな
◯東京やかつしかまでも花の雲
◯さよならを聞けずに帰る桜かな
○元日や東京淹れて家族かな
○東京に両手を合わす初日かな
○東京のたたく頭や鏡餅
○東京に噛んだ思いや福達磨
○東京に期待ふくらむ新茶かな
○東京の手花火の行く気軽さに
○東京に身をよせたるや初鰹
○東京に浅蜊の声も聞こえたり
○東京や口元メイク秋の風
○東京や最新モード秋抜けて
○秋薔薇や東京を手にシンデレラ
○東京の香る通りや秋の空
◯東京のカフェに席あり秋の風
○東京や團十郎ほうたるこい
◯東京のたたく青葉や初鰹
◯東京の大鉢にあり初鰹
◯東京の肩よせあいて初鰹
◯東京のけふも夜明や初鰹
○初雪や彼東京にゆられゆく
○降る雪や東京の恋を寄せる
○明るさに足踏入れて冬の月
○東京に18きっぷ夏の空
○東京に18きっぷ夏の雲
○東京を18きっぷ夏帽子
○東京の二階の端に花火かな
○東京のいちごミルクや好きになる
○東京やついて大見得夏の月
○東京に靴下さげて聖菓かな
○東京にマフラーに冬の朝
○東京のみなれた川や冬の朝
○東京の波も糸引く冬の空
○東京に出て春風や友とカフェ
○東京の路地もぬれたり水鉄砲
○東京のひとり深夜にバナナかな
○東京にとりのこされたバナナかな
○東京の耳に聞こゆる花火かな
◯東京の閻王話ききにけり
◯東京の庭を彩るトマトかな
◯東京を体験したり夏料理
◯東京に寄せて二人の夏料理
○東京の鏡に映る林檎かな
○東京のそよぐベッドに雷遠し
○東京の街を収めて白玉あり
◯行く秋に東京だから叶うこと
◯行く秋や手ぶら東京ながれたり
○豆腐屋のいつもの町も桜かな
○東京の首塚さそふ梅の花
○東京の人もかくれん桜かな
○東京の豆腐やぬれて桜かな
○新店に尖らせ眠る毛桃かな
○東京のレールの先の良夜かな
○東京の桜も招く雌猫かな
○東京の川もながるる桜餅
○東京の川もながるる桜餅
○東京で父やしきりにクローバー
○父に引かれ東京街のクローバー
○父の手や東京おもふクローバー
○東京の夏シャツせわし恋ばなし
◯東京の文学道や花の雲
◯東京に少し迷えば花の雲
○東京のあけぼのなりや初鰹
◯行春に東京めぐる大樹かな
◯東京もそそぐ光の寝釈迦かな
◯東京や明けて涅槃となりにけり
◯東京も礼雨にほ笑む寝釈迦かな
○東京や盲導犬に石鹸玉
○東京もながれてかなし閑古鳥
○東京や啼いてくれるか閑古鳥
○東京やすでに帰りし立葵
○東京やあるぞ消えたる夏の川
○東京のベランダにトマトのうれしみ
○東京で噛んだバナナや思い出す
○東京で面影消えて夏の雨
○東京や清水で口を通り道
○向日葵の畑に毎年おとずれる
○夏帽子東京抜ける電車かな
○東京のテーブル上の冷奴
○白靴に東京ながく尻高し
○東京のドレッシングで夏料理
○東京の娘やパパに夏料理
○東京や新米囲むながむ猫
○新米に鼠親子も東京入り
○星月夜みては東京きのふのこと
○東京や距離は縮まる夏の浜
○東京や2018夏の浜
◯東京や富士も社も秋隣
○東京やまたあの頃の帰省する
○風鈴の下に書きかけ手紙あり
○夏休み恋した人は東京かな
○東京や大根一本富士の山
○東京に大根描いた良き日かな
○東京や一年ごとに雪車のあと
○アスパラ並べて東京学生寮
○東京の大きな背にも福は内
○東京の這ふ子やこちら福は内
○東京を過ぎて蕪村は春の風
○東京や空を明るくチューリップ
○東京や空を開けたるチューリップ
○東京でひとり鍋焼御膳かな
○東京で牛鍋たのみサラリーマン
○東京の女の子らとスキーかな
○東京や恋も加速しスキーかな
○東京やスピードに乗ってスキー行く
○東京でスカウトされし酉の市
○東京を通る二人のスキー板
○東京や住宅街のゴム風船
○東京や風船飛ばす花束を
○東京や風船逃げて休日日
○東京や文折るところ桜餅
○東京や神瑠璃色の大晦日
○東京のる大つごもりや神仏
○東京や音なき音に年の夜
○早春に東京下着つけてみる
○東京や蒲公英わたる所々
○東京も好きなカレーに夏料理
◯東京の男の児らの日焼かな
◯日焼けした娘の頬のやわらかさ
◯東京をずっと伸ばして夏の海
◯東京にひそかに合いし二つ星
◯蕃茄や東京恵み染む住居
◯東京をちりばめたるや夏料理
◯東京も笑顔になりし西瓜かな
◯東京やふるさともある帰省かな
◯東京を駆け出す夏の祭りかな
◯東京のほのかに紅の花火かな
◯東京にはじめてだけど夏の空
◯夏の夜に東京ぬける明りかな
◯東京の内に遊べる蛍かな
◯東京にゆられ駆け出す夏の夜
◯見上げれは東京近き星月夜
◯東京の心置きたる夏の海
◯東京を白くゆきゆく夏の海
◯東京の夜を見上げる浴衣かな
○東京や散りゆく道よ桜鯛
○声かけて一本道よ桜鯛
○東京やなにごともなく桜鯛
○東京やまもなく道を桜鯛
○東京の落葉やいまは自由なり
○通学や手を振る東京冬の朝
○東京をラグにつつんで読書かな
○東京や土用鰻のえびす様
◯東京と悲しき音の花火かな
○東京のとけて広がるソフトクリーム
○東京や腕に筋交ふ天の川
○東京や別るる窓に天の川
○人びとの東京に添ふ天の川
○東京のゆめの橋なる天の川
○東京に寝息たてたる天の川
○東京は碧の海なる天の川
○東京も紀元前かな天の川
○銀河密林に東京ダイヤモンド
○東京や窓も心に天の川
○東京の昼間に消ゆる天の川
○東京を消えて心や天の川
○東京の向こうはるかに天の川
○東京や神々つどふ天の川
○東京や青田もむかしお膝元
◯東京やさしき手にも蚯蚓鳴く
◯東京の暮れて大君蚯蚓鳴く
◯東京やまつすぐのびる青田かな
◯東京の仏を残す青田かな
◯躍手の指より月の東京都
◯東京も頬冠して躍の輪
◯東京も頬冠して躍かな
○東京や愛犬なじむ雪の夜
○東京や内の心を雪の夜
○東京をながめてみたる春うらら
○東京に共にうれしや土筆かな
○東京乳輪のやかげや夏の雲
○東京や金魚や恋もおよぎけり
○冬の薔薇わが芸術の東京
○しら魚や東京白きあさぼらけ
○しら魚や東京にごり愛すなり
○東京にあそびに来たれ嫁が君
○嫁が君むすめの好きな米鼠
○初富士を甘い珈琲副都心
○初富士や都心ながめて砂糖入れ
○東京や老いてめでたや伊勢の髭
○東京に祈る長さに伊勢の海老
○東京に何事もなく初笑顔
◯蕃茄や東京を吸いたべ歩き
◯東京や大人の色の海水着
◯東京のほどに人あり海水着
◯東京のほどに色あり海水着
○東京や秋落ち込んで天井画
○東京やユニセックスの秋通り
○秋公演東京高く陶酔す
○東京や秋公演につきぬける
○東京の主人やいづこ秋の薔薇
○東京や一杯淹れて秋の暮
◯東京は花の盛の老樹かな
◯東京やふらここ招く春曙抄
○東京の恋もきらめく春渚
○春渚いつぞやおもふ東京に
○東京の街をゆたりと春深む
○東京に四十七士や春の風
○義士祭四十七士や吉良の春
○昼ならば灯すあらずや義士祭
○東京に面打つ夏や宵の後
○能面や東京薔薇も散るほのか
○東京や墨一幅に夏の雲
○東京のパン屋に決めた春の午後
○東京点心の春めきる午後
○東京天ぷらに包まれ春めく
○東京や加減もよくて春の宴
◯東京の月より恋し秋の風
◯東京の恋して月よ秋の風
◯東京の武蔵野の宿おけら鳴く
◯東京の行く人たびにみのむし鳴く
◯東京の銀座の街やみのむし鳴く
◯東京の蓑虫鳴くや銀座線
◯東京の楓の径に会えるかな
◯東京のおさまり切らぬ楓かな
◯運命に東京の待つ楓かな
◯大学の逢わずに帰る楓かな
◯東京や私に語る楓あり
○東京胸大きく迷う春風
○東京に背筋のばして歌留多哉
○初声や東京にまた書をしるし
○東京や旗本殿の鏡餅
○東京に七草はこべすずしろや
○まな板に東京ありし桜鯛
○東京に鱗やおとす花見鯛
○東京に恋しておとす花見鯛
○東京や静かなチョコで桜かな
○東京にハンドメイドや夏帽子
○東京にチョコパンと春の雨
○東京やスローに今も春めいて
○東京や運命までも夏の海
○東京や大胆にして夏の雲
○東京や引き立て夏を夜のカフェ
○東京の彼女や夏の美術館
○東京をマルチカラーに夏の朝
◯東京に語らいたるや螢烏賊
◯東京に蒼白く螢烏賊
◯東京に命をともす螢烏賊
◯東京を集めて放つ螢烏賊
○東京をひたすら寄する汐まねき
○東京を指してうるみの花祭
○東京をすこし離れて浅蜊水
○東京を雲まで動く汐まねき
○東京や未来鉄道春の星
○東京に綺麗な風の五月かな
○東京に馴染みの餃子テンポよく
○東京やなじみの空に夏の夕
○盛夏して東京といふ街の中
○東京に夏のカレーをドライブイン
○東京やインディカ米で夏の夕
○車乗り夏のカレーやあの町へ
○東京のキツネ瓢や恋談合
○東京の虹に一口いなりかな
○東京や夏制服に背伸びする
○東京コンバース夏服のパフェ
◯東京に目印なるか渡り鳥
◯東京に何を弔う渡鳥
◯東京の遠望ありし灯籠かな
◯新蕎麦をたぐるひとつの東京かな
◯東京を新鮮として秋の山
○東京なすびをビネガー弾み碧い風
○東京ジェラートや白亜の中へ消えてゆく
○撮る東京にまとわれ茄子主役
○茄子料理けふも東京スマホかな
○東京にマッサージするも夏痩せ
○夏痩せかわからぬやうに東京揉む
○東京負けて夏痩せのパンケーキ
○恋してミキサー東京優れもの
○夏負けてさいそくや東京ハンバーグ
○夏痩せや朝の東京蜜かけて
○枝豆や東京夜を待かねる
○枝豆のソース東京やあざやかに
○焼きバナナにたまには東京におもいけり
○青梅の東京ジャムを慈しむ
○東京トマトのパスタや外せない
○丸茄子や東京ほどけたコンバース
○日焼して東京海老にうなりけり
○東京やゆれて異国の熱帯夜
○東京熱帯夜すぎて景色かな
○朝顔やけふも東京会いにゆく
○東京や焼きたてパンに秋の空
○日焼した東京ママの乳房ゆれて
○東京にはじまるチョコや春愁
◯東京の春の猫あしをすり抜けて
◯春眠や東京の聞く木々の音
◯東京や背を追いかけて春の雷
○散髪になにげにみたり春の海
○東京のハンバーガーに春の海
○早春の渋谷の街や東京にあり
○東京に忘れた物や春浅し
◯夏草や空き地の東京ゆきぬ
◯夏草や東京に立つ君のごとき
○東京に一輪のぞく牡丹かな
○東京のたしかにわれに牡丹かな
○春雷や交差点たつ東京に
○東京にひこうき雲や春の蝶
◯東京も手を合わせたる初なすび
◯東京の娘の肌や避暑の宿
◯東京の娘がえらぶ避暑の宿
◯東京の昼に星あり星別れ
◯東京にしたい中華の生ビール
◯東京の終へて花火やふくらんだ
◯東京を駆け出してただ花火かな
○東京を思いがけずに年賀状
○東京のポストに賀状こぼれけり
○東京に喜々と無沙汰の年賀状
○東京前や氏名の変わる年賀状
○東京にただ一通の年賀状
○東京や美しき筆年賀状
○東京の秘めたる頃の年賀かな
○東京の無沙汰の守り年賀状
○東京の我慢強さや厚氷
○東京の帰路に瞼の冬野かな
○東京の星空のした山眠る
○東京の枯野も眠る美少年
○東京や椿はけふを眺めおり
○東京にしばらく抱え春の海
○東京やたわわに揺れて初湯かな
○鹿島より東京一番鶏の声
○東京や年始ありきも口悪し
○東京や一輪花も去年今年
○東京に初音とどくや鹿島鶏
○紫陽花に東京レール残すかな
○東京の白玉あまく恋すなり
◯東京や角に崩れて水羊羹
◯東京に崩れてゆくや水羊羹
◯東京に水羊羹や消えてゆく
◯東京やひとかけショコラ春愁
◯東京に雛菓子のせて月の舟
○東京の当りのでたり氷菓子
○東京の空に容あり氷菓子
○東京のバーにポップな氷菓子
○東京アイスキャンディ袋かな
○東京夕焼けの道ながきかな
○東京や愛犬と居た夏の雨
○東京や祖父母無人か夏の海
○東京を漂泊のまま香水瓶
○東京の白雨忘れ戻るかな
○東京の虫取網やひとり旅
○東京にずっしりおもい西瓜かな
○東京に西瓜を切って涼みかな
○東京に甘辛香る夏の夕
○盛夏して旅立つ人や東京/


[*前へ]  [#次へ]



戻る
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
あきゅろす。
リゼ