おはよー初めて詩を書いたという雨さん、寝起きにソッコーイッパツおじさん
 2020.09.25 Fri 22:42



6:09

例えばわたしといふ存在を黒とするならばきっと貴女は白でしょう

小さな黄色き楽団も

青く緑の兵隊も

お空のなかでは光の渦で

例えば鉱物が言葉だとしたならば貴女の心に可愛らしいお城も立派な石垣もまるでジェリービーンズようにきっと貴女の心のなかを明るく歩く雲のやうにまたは秋の科学式

その砦に入れるひとはごくわずかで

お城の貴女に届かない

お城から覗く貴女の尖塔は鋭く空の硝子となってわたしという黒き存在を裁くのだ

空から落ちたアルファベットもアジアの言葉もわたしといふ黒い存在を鍵とする

貴女はその鍵で心を開けますか

そういえばこちらでは冬になるとお姫の涙が降るといふ

硝子のような雨も雪も

天は春を待つのです

アルファベットやアジアの言葉はそして貴女を風とするやうに

お城をゆらす

貴女はその鍵を飾らない文字としてそつと心にしまいます

さて

あなたはどの色を選びますか

6:11

雨さんへ、




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