新説、大石たいへん学者現る、Fw:火壺
2019.05.23 Thu 23:47
新説、大石たいへん学者現る、Fw:火壺
この宇宙のどこかに
ぼくたちが愛する
人がいる
そして僕たちは出会つた
熊本の高等学校で同僚であつた
会津藩士秋月悌次郎を小泉八雲氏が
つまり、
ラフカディオ・ハーン氏が秋月を評して
“神のよふな人”と云つた
またソノ同僚である将軍松元々芭蕉少将鼠を
“紙くずのよふな人”と評した
しかし善良な人々は松本将軍大少将を誤って
“神のよふな人”といふなり
いや謝ってよ
“このホラ吹き野郎”
この“洞”ホラ
ほらほらこんな遅くまでどこへ行つてたの?
温かいプースカリーが出来てるわよ
“ヤッター”
ま、そんなことより
皆様が良く知る“桃たらう息子”が
“御伽草子”のなかで“洞”のことについて
詳しく説明しているのでここに紹介したい
備中、いまでいふ岡山近辺に伝わる
桃息子をある女性から聞いたことがある
その少女はとても小さく
繭のやうであり巫女のやうでもあった
その子が話してくれたのは
名前はたしか、まきちゃんぐ?
毛がチャンプルー
あのね、
桃息子は鬼ヶ島で鬼の息子になり鬼娘と鬼ヶ島で接吻したんだよ
“わかったかコノヤロ”
同一人物か
そして彼女は僕に鬼団子をくれた
“ありがたう”
毛がチャンプルーは通称、まきちゃんぐは会場を後にする時
私に重要なメモを渡した
馬並みに
・・・・・・
“ツンデレかコノヤロ”
ワタシは自宅に戻りあらゆる仮説をたてた
チョーアゲアゲー
鬼のムスメが踊りだす
―
|吉備の王子の行くことや
|山の山々沢流れ
|とつぷり濡れた大桃る
|洞洞ここじや桃少女
|雉鳴く突いた吉備つぴる
|鬼さんこちら手の鳴るはうへい
|備中吉備つる鶴子姫
|桃わらわらのホラホラや
|洞掘りたりや二本角
|魂とり憑くつくや鳥居れて
|ホラホラ合わせ手を合わせ
|吉備ツピツピや打ちてホラホラ
―
嗚呼、なんと美しい性描写だらうか
わたしにはこの唄が吉備の風景そのものに思えた
まるで桃乙女が手を叩き鬼を神殿に誘いこみ
酒をとくとく注いだ女子の器に
鬼息子がまったりと口吸い微笑んでいる光景が
同一人物だとするとももたらうか
皆様は吉備国に築かれた城を
小さな古代の城郭とお思いであらうが
私はこの鬼ノ城こそが
古代の重要な鍵を握るやうな気がしてならない
そして“鬼ノ城”の姿は巨石が積み上げられ
古代のハイテクノロジーが結集した城郭であり
まさに
“天空に浮かぶ石の要塞でなのである”
ソフ、昔話絵本桃息子の話とは別に
それほど“鬼ノ城”は知られていない
そしてこの城塞の
詳しいことを知らうとしないママ捨て置かれた
なぜだらう、
昔絵本話だけの内だけの出来事であらうか?
私はストーリーとしての
鬼と人との対立型より
この吉備国の王子に時の権力者が愛する娘を嫁がせたと考えられないだらうか?
そしてこの“巨石の要塞”は
権力者と吉備国がお互いに
鬼息子と娘の為に造りあげたと私は考へている
そして桃息子の鬼ヶ島も
天空に住む夫婦を畏怖して
“鬼が浮き島”となったのではなからうか
現代であらうと古代であらうと
人の中身は何ひとつ変わるものではない
人が鬼を愛したとしても不思議ではないし
河童が人を愛したとしても不思議ではない
つまり、
“河童くんの恋愛は自由であれ”
ねへあれ取って
どれ…?
“ンモフ、皿に決まつてんじやーん”
なんだそっか、ごめーん
いいよ
イエへーイ
ところで
私事で恐縮であるが
私が好いた子も実は頭に瘤のやうな角が二つあった
ねへ、見る?
何が
これ触て見て
“うち角あるんだ、エヘヘ…”
スゲーじやん
マヂで?
まぢで
“ぶちゅ”
つまり、
この吉備地方は歴史的な潮がぶつかり合う
大きな流れの内にあったと思へてならない
私が幼少のおり
この鬼ノ城のフォトグラフを見て驚愕したことを今でも覚えている
私たちにとって
昔話は最も身近にあるにも関わらず
何故これほどまで桃太郎だけがひとり歩きしてしまったのだらうか
ばあ様は美しい年増の女たちだった?
柴刈りは火への畏怖であり鉄への畏敬でり象徴のあらすじだったのではなからうか
つまり「翁が山へ柴刈りに姥が川へ洗濯にホラホラの」の
↑↑↑
この下りが翁がヤマトへ赴きヤマト女の草刈りや
吉備国の翁がヤマトへ赴き草刈りや
つるつる少女もらい受け
洗う身体や雁鳴くやと考えられる
つまり、禊ぎの終わった二人は
目出度く夫婦になり
“お目出度くお目出度く”
契りを交わした男女には
“お芽が出たやお芽が出たや”となるわけである
フレッシュな果物は中国地方の女性を連想させ
桃は繁栄の象徴であるし
瀬戸内海こそが穏やかな女性器そのモノとして崇拝されていたのではなかろうか
そしてここにこそ重要な事が隠されているやうに思われる
船で財宝はすなわち子宝、古代はいまよりも母子共に命を落とすこともあったらう
物語によるが桃の息子は若返った姥から生まれたて
大石を左手で差し上げ
“軽い軽い”と言い放ち辺りの大人を呆れさせるのだ
つまり、
桃息子こそ鬼王子であり
“繁栄と破滅は紙一重”といふ古代の人々の戒めであり
できるなら平和に暮らしたいといふささやかな民衆の願いだったのではなからうか
そして人の心の中には鬼も棲むということで同一人物が根底にあり長くよみつがれた一因なのではないかと思う
つまり、まぐわうことで
子孫繁栄を願いビジュアル系桃子電鉄伝説になるのだらう
“頑張れビジュアル系桃子”
まぐわうは“摩羅具合”の訛りであり
つまり、この摩羅具合を含め
これは性のひとつとみて良いのではなからうか
娘が果実として表現され
瀬戸内が女性の火照を表し
♪ホラホラお兄さん
手のなる法衣♪
―
|
|尼僧や袈裟まで濡れた五月雨
|
|尼竿や今朝まで濡れた
|アメリカン・プレスエキス五月雨
|
|嗅ぐわしいや犬のキンタマまら太しなど
|
―
吉備つまり“雉”の鳴き声は
生娘の象徴であり
“女性信仰初潮象徴”になり
赤鬼青鬼の色彩は青若々して生命力を表し
赤は痛みとともに命の火を表しているのではないだらうか
盗まれたクッキーは二三枚
ナンマイダー、
待て松本小僧鼠
キャハハ…
待てるかよ、
ニャハハ
嗚呼@軽井沢で将軍はクッキーを盗み食い
CHO−デウスになった
この件も“アマデウスもうすうす感じなかったなわけなかったのであるが”松本氏に関わることを拒み
松本氏と大石を軽井沢の紙くず係として放りこんだ
ドガアアハア
カビ臭い布団部屋で寝ることになるが快適であり
実はこの快適さがあったからこそお互いしごとが続いたといってよい
僕は冷たい板の間に正座し
美しく可愛い観音様を両手でやさしく磨き上げ合掌した
ドコ?
僕の丁寧な煤払いに
観音様は感嘆の声をあげた
松本さんをゆるしてください
深い、深いなんといふあなた様の御信心深きなこと…
きっとあなた様には御仏の御加護があることでしやう
ワタシはキツキツの扉を閉めた
比丘尼さまこちらを御覧下さい
うそーーー
これでも
わたし高校時代は陸上部で
身体柔らかかったんですけど
うふふ…
いったいなんの話だコノヤロ
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