●ありましたマゲワッパリアと作ったほぼナマズから湧きだす大石ラシイ作品の作り方のもう一つFw: 火壺
2019.05.23 Thu 21:03
先ず、ここを封鎖する
大館を制圧し、米代川の対岸に兵を置く
モフ、
独立するには
これしかない
“北北連合”
地鶏は確保しておかう
嗚呼、比内の地鶏には伝へてある。さすがだな
けどMASAYA
ハタハタは確保できたのか
ハタハタはこれからだ
なんだって、一番大事なことをおまへは…
MASAYA、あすこにいる男はいつたい誰だ
信用できるんだらうな
嗚呼、あの人は拳法の達人だ、しかも酔えば酔うだけ強くなる
“ただの酒好きだけどな”
くくくっくくくっ
したたかに酔い千鳥足で虎を殺した、しかも素手でだ
それはスゲーな
じや、義経伝説はだうするんだよ、自害していないとわかったら南部は黙ってないんじやないか?
南部を裏切るのか?
・・・・
鎌倉も黙つてはいないだらうな、
義経を逃しチョンギスハーンにならうとした藤原泰衡を裏切つて殺した場所こそ
ここ、鹿角比内地鶏だ
、、、
MASAYA
ハタハタを確保してくれ
ザンパクルゼ、
独立だ!
マゲワッパリア
うおおおおりやああおお
蝦夷藤原四代の泰衡が郎党の裏切りにあひ殺されと聞いて
義経の傍らにいた
辨慶が声をあげて泣いた
シュロの葉ような大きな手で顔を覆い赤子のやうに
身体をゆすつて泣いた、
ウオーヒ、オヒオヒオヒ
ウオーヒ、オヒオヒオヒ
義経は流浪の果てに平泉に着いたことを後悔していた、先ず、鎌倉将軍の目的は生かさず殺さず義経をこの平泉に追い込むことで義経自身も兄、頼朝の目的がいずれこの蝦夷を呑み込むことであることを十分に知っていての平泉入りだつたからである
兄、頼朝は私が平泉に入ったと聞いてさぞニンマリしたことであらう。そんな思いの中にいた義経に泰衡は意外なことを言つた、泰衡は義経にこの地から逃げるやうに言ったのである
すぐさま、
義経は泰衡に兄はこの平泉を滅ぼし泰衡殿の首が欲しくてたまらないはずだ、私が鎌倉軍と戦い兄と刺し違えても平泉を守る覚悟でいること伝へると泰衡は義経の方を見てアゴをチョンと突き出し
“キミがいなくても戦つて みせるさ”
義経はやさしさと同時に、
“武者”としてのもう一つの泰衡を見た
その泰衡が地鶏に殺された
衣川で泰衡が馬上から背を向けた義経に“命があったら海を渡つて大陸に行つてみないか”と言つた泰衡の涼しげな瞳を義経は何度も思い返へしていた
ウオーヒ、オヒオヒオヒ
ウオーヒ、オヒオヒオヒ
蝦夷松本坊辨慶の涙は岩に刻まれた痕をなぞる雨のやうにいくどとなく流れ落ち
いつしか涙は雪となり
悲しみまでも包みこむやうに辺りを覆い隠した
高館や
雪ふりつみて
義経堂
ふーーーーワアア
嗚呼、、、よく寝た、
すーーーーーん
よくも降ったものだな、
喜内は
九州から蝦夷に戻り、
急ぎ
秋田県鹿角市に向かった
鴨
69 大石喜内
[*前へ]
[#次へ]
戻る