大石くんまじでかーたまたまです
2019.05.21 Tue 15:23
嗚呼、これが命というものか
さうだこれが命なのだ
いつからこんなにもわたしは臆病になったのだ
嗚呼、なぜにこうも胸が騒ぐのか
わたしはフレッシュな果実に唇をあて潤いを得た
目を背けてはいけない
わたしは果実にそっと頬ずりし
芳しい匂いを胸いっぱいに吸い込んだ
いつからお前はそんなにも臆病になったのだ
目を背けてはいけない
幼い子が何もおそれずに
小さな手を差し出すやうに
お前は生きていくのだ
さあ、お前の目のまへに何がある
お前はけして目を背けてはいけない
お前はまだお前を知らない
知らうとはしてはいない
お前は何をそんなにおそれている
見つめよ、そこに何がある
見つめよ、背けるな
さうだ、その胸の内側で
騒いでいる何かを
お前はもうすぐ知ることになるだらう
お前はけして目を背けてはいけない
わら
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