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以下お礼SSです。
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「せんぱい」
斜め下の方から声がする。
と同時に、袴の裾を少し引っ張る感覚がした。
そちらに視線を遣ると、委員会の可愛い後輩が立ってこちらを見ていた。
「平太、どうした?」
俺は問い掛けながらしゃがみ込んで視線をあわせてやる。
だが、返事がない。
平太は俯き黙ったままだ。
「平太?」
俺はさらに首を下げ、平太の顔をのぞき込んでみる。
その時だった。
平太の小さくて柔らかい手が俺の顔を包み、平太は俺に、口付けた。
「せんぱい、いつも、ありがとうございます」
そう言うと、くるりと振り返りヒタヒタとろ組特有の不気味な足音を残して平太は去っていった。
俺はというと、未だに混乱して何が起きたか分からない。
ただ、ひとつだけ思ったのは…
「だ、だ、だ…誰だ!平太に破廉恥なこと教えたのは!お父さん許しませんよ!」
「うるさいよショタコン」
背中に伊作の言葉が突き刺さった。(ありがとう、せんぱい)
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