■言葉様 「甘々な君」 優しい眼差し 君を独り占め 私を甘やかす天才 食べたら甘いのかしら まるで溶けてしまいそうな、 ■理人様 「切ない」 赦しなんていらない 通り過ぎた愛に微笑む 届く見込みもない想い ねぇ、どうか忘れないで とうの昔に終わったはずなのに ■ほんだ様 「終末円舞」 また踊れる日まで 目も耳も覆い隠して 気づいていたくないような 終わらないでと祈っても またね、なんて言えないけれど 「恋愛方程式」 計算外なイレギュラー エラーばかりの公式 君との距離の測り方 数字で表せないなんて 答えはいったいどこにある? 「初恋流星群」 手を伸ばしたら 全てがキラキラ輝いて 体がふわふわ浮くような 止まらないし止められない 掴んでみてよ、この僕を ■名無し様 「夕焼け」 赤く染まるは空か否か 蒼を垣間見る 烏が泣いたらわたしも鳴こう かなしいのは私の方よ いっそ焼け死んでしまえ 「夕暮れ」 帰りましょう、闇に喰われる前に 失われゆく光 影法師が牙を剥く 待ってくれない夜 このひかりを別れと呼んだ 「夕闇」 影をも殺すような 夕闇を砕いて食べて 焼ける朝には程遠い あなたを見つけるためのとき 朝となるにもまだ遠く |