あらすじ

生まれつき人の心が読めてしまう体質の新條 晃は、自身の体質に悩まされていた晃にとって唯一の救いであった有名女優である母『新條 若葉』を幼い頃過労死で亡くしてから完全に心を閉ざし失声症にまでなってしまう。
そんな晃はある日、母の遺作である『ジュリエッタ』の映像を見て衝撃を受け「言葉では伝えられない『何か』をたくさんの人に伝えたい」という想いから自分も母のような女優を目指すことを決心する。

その後中学生になった晃は演劇部に入部し、そこで母が元所属していた芸能事務所の社長の娘である同じ新入部員の飯島 玲と出会うが彼女には重大な秘密があった。

様々な人々に出会いたくさんの出来事を通して挫折を繰り返しながらも役者として、人として成長していく晃と、玲の自分の存在意義を追い求めながら葛藤する様を中心にそれを取り巻く人々の人間関係、そして晃と玲の複雑な友情関係を描く。


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