傍観および天女における定義
これは当サイトのみのオリジナル定義であり、天女や傍観を謳っているすべてのサイトには適応されませんことを、最初に記述しておきます。
今、人気のある作品傾向として『天女』または『トリッパー潰し』や『傍観』といったものがランキングでもよく目につきますが、傍観の定義は管理人さんによりまちまちです。
辞書を引くと傍観の説明には――【第三者として存在し、何も手を出さず見ているさま】となっています。
しかしこの意味をそのまま作品に影響させれば、読み手には不満が残る作品になってしまうことでしょう。
キャラに関わることが出来ないのですから。ですが、傍観せずに直接的、又は間接的に関わっているのに『傍観』という表記は違うのではないのかと実際、感じていました。
別に傍観が悪いといっている訳ではありません。私もそういった傾向の作品は読みますし、書きもします。
前置きが長くなりました。当サイトにおいては『傍観』『天女』『トリッパー潰し』等の曖昧な表現は使わずに運営していきますという宣言のため、このページ設置しました。
今後、当サイトでは傍観や天女傾向の作品を掲載する場合には『異人』もしくは『マレビト』と表記されています。
本来ならば『異人』も『マレビト』も同じモノを指し示す言葉ではありますが、別々の意味を持つモノとして利用していきます。
【表記説明】
異人――この場合、自国民以外を指し示すものではなく『よそ者』の意。自分たちの集落や町、学園の外から来た者。
マレビト――来訪神。この地を訪れた神という意味合いがありますが、村から村へ移動しては祝福したり、訓戒したりする存在。または神の代理人。それこそ超自然的な力を持った、自然や妖精などといった存在と付き合える、普通ではない人間のことで例えるならば、予知・予言、豊作祈願、雨乞いなどがこれに当てはまると考えています。軽蔑されると同時に畏怖される対象となる。
参考/折口信夫作品