お天気雨のお導き
 2010.04.28 Wed

 昔昔、人々がまだ虹を恐れていたその時代。お天気雨はとても不吉なものに御座いました。本来、雨とは田畑を潤すものとし重宝されておりましたが、晴れに降る雨は違います。稲作を枯らし、疫病を流行らすものと云われていたのです。
 しかしある日、旅の神子が仰いました。「この雨は狐が嫁入りを人々に知らせているものです。祝福してあげましょう」と。この時代の狐は二種類おりました。
 ――人を化かす悪いもの。
 ――山を守る守り神。
 半信半疑でしたが、水を司る龍神に愛されたと云われている神子のお言葉です。村人は近くの祠に祝いの品々を置きました。するとどうでしょう。今まで日照りに悩まされ、今年の冬を越せるほどの蓄えが出来るかどうかという出来だった、稲作と山の幸がたわわに実ったのです。
 後々この村は狐を祀った祠を新たに造り人と狐。共に共存し、いつまでもいつまでも繁栄してきました。勿論この村で狐はとても大切にされました。

 そして時は流れ平成。
 お天気雨の中、一人の少女と狐面をつけた不思議な少年は出会いました。
 この二人は出会うべくして出会ったのです。


・という話を散歩してたら思いついた
・三郎と雷蔵が狐なのは決定
・八左ヱ門は……狼の化身?
・兵助は天狗
・勘右衛門は勿論、狸!
・みぃーんな人型になれる。というか人型で生活している
・ヒロインと出会ったのは……どっちだろうね?
・三郎なら変態なし
・雷蔵なら黒様なし
・に、なると思う。まさに純愛。え、純愛? 純愛なんて書けないよ
・だからギャグかな?
・小さな村設定で、村人みんなが家族みたいなもの。顔見知りだらけ
・原作の年齢そのままで書くのも面白いかな
・進学とかで悩んだりするのが書いてみたい

「○、私の事が好きだろ」「鉢屋死ね」「三郎! ○さんを困らせちゃ駄目だろ
」「うぐぐぐっ」「やーい怒られてやんの」

「竹谷の周りはいつも犬がいるよね」「羨ましいか?」「獣臭い」「なっ」「あと汗臭い」「そ、こまで……言わなくてもいいだろッ」「正直な人間だから」「……だったら、さっさと告白ぐはっ!!」「竹谷きもい」

「ねえ○ちゃん」「んー?」「さっきさ竹谷がボコボコにされてたの見つけたんだ」「へー」「譫言のように俺は汗臭くない、俺は汗臭くないって言ってたんだ」「へー。気が狂ったんだね。可哀想」「ケータイばっかじゃなくて俺を見てよ」「勘右衛門うざい」「ひ、酷いッ」

「飽きた」「何に」「豆腐にだよ」「何でだよ!! こんなに美しくて美味しくて栄養があるってのに。どこに飽きたって言うんだ!」「んー、しいて言うなら兵助と豆腐の食べ歩き」「お、俺が嫌いなのか?!」「豆腐の角に頭打って死ねって毎晩願っちゃう程には」「最高の死に方だ……」「気違いめ……」


・みたいなゆったりとした話を
・それで、あるお天気雨の日に三郎、雷蔵、八左ヱ門、勘右衛門が耳と尻尾を生やし、兵助は羽根を生やして嫁入りする狐の列に並んで人の入らない山道を練り歩いていた所をヒロインが目撃
・耳と鼻の利く八左ヱ門が気づき目が合う
・逃げ出すヒロイン
・なんやかんやあってギクシャクした関係
・どう修復するんだろう?
・やっぱり何やかんやあって、種族を越えた友情と愛情でハッピーエンドだよね


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