現代・三日月少年
2010.03.25 Thu
ある日、届いた不思議な封筒。開けて見ると手のひらに乗る大きさの招待状だった。
【三日月 少年サァカス倶楽部招待状】
赤い満月と白い桜の描かれた切手の貼られた封筒には送り主の住所も名前もなく首を傾げた。
怪しいとは思う。
しかし、それ以上に書かれていた演目に興味をそそられた。空中ブランコ、曲のりバイク、空中渡り、ディアボロ、道化師の曲芸などなど。
幼い日、両親に連れられ一度行ったことがあるそうだが記憶にはなく想像は膨らむばかり。
という書き出しで始まる物語
・誰夢にしようかと思ったけど……どうしよう
・やる時はアンケかな。自分で決められないから
・都合上、ここでは四年生ってことで
・学校帰りに電車やバスを乗り継ぎ2時間半。指定された公園についた
・大きな市民公園に大きな、そしてカラフルなテント
・もう沢山の人。ただ手に持つチケットは自分の物とは違う
・招待状を見せると入口にいた道化師(ピエロ)に案内され席へ
・そこには見慣れた同級生達
・綾部とタカ丸の隣りに腰掛ける
・そして始まったサァカス・なんやかんやあって最後の演目の空中ブランコ
・男女の二組ペアで冷っとする演技に誰もが見入る
・なかでも一際危険な演技をする少女
「……ほれた」「漏れた? 滝、お漏らししたの?」「ばっ!! 誰がそんな事を言った喜八郎!!」「今」「言ってない!!」「じゃあ腫れた?」「お前わざとだろう。私が何を言ったか分かっていながらからかっているのだな?!」「あ、あの子がこっち見た」「なに?!」「うっそー」「喜八郎!!」
・きゃんきゃん一方的に吠える滝夜叉丸をタカ丸は微笑ましそうに、三木ヱ門も訝しげに見る
・二人とも呟きが聞こえてた
・たぶんそこから始まるラブコメ的な何か
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