続・内罰型で異物投下
 2010.03.05 Fri

ちょっとづつ歩み寄っていった結果、笑うし喋るようになった夢主


・一人っ子で甘やかされ育った天女
・怒られたこと? ありません
・ぶたれたこと? ありません
・痛いの嫌い。怖いの嫌い。あたしのこと嫌いな人は大嫌い
・年上だけど四年生より背が低い(150cm無い位)
・ふわふわとウェーブしている茶色の髪。髪と同じ色をしたドングリ眼
・可愛い容姿と小松田さん以上にドジっ子で放って置けないと上級生に人気。なんか可愛いお姉さんとして下級生に人気
・でも先生と一部上級生は警戒ビシビシ
・天女特典の逆ハ補正はなし
・夢主に絆されていた人は天女に興味を抱かなかった


・天女は優しくて格好いい伊作と、三白眼だか良いお兄さんしてる留三郎に興味深々。五年生も綺麗な子が多いよね!
・でも一番気になるのはいつも二人の背に隠れ、顔を俯けている彼
・チラリとだけ見えた顔(右側)はすっごく格好よかった。え、ちょっ、彼は私の王子様?


・勘違い発動
・皆に夢主のことを聞きまくり、無口で寡黙なところが素敵!! ってベタ惚れ
・それでも夢主も周りも気にしていない
・はい、此処で事件発生!
・夢主を発見。しかも一人。これは声をかけなくてはと駆寄る
・丁度、夢主の前で躓く。したたかな計算
・予定通り細いながらもしっかりとした腕で抱き留められる。ああ、もう幸せ! と幸せの絶頂。後は降下するのみの恋心
・見上げた見た彼の顔半分のあまりの醜さに学園中に響く天女の悲鳴



恋は盲目 恋は潔癖



・芽生えたばかりの恋心は嫌悪へと変化した
・醜い醜い。気持ち悪いものを見てしまった。触ってしまったと大泣きする天女に、彼女に惚れている忍たまはオロオロ
・甘やかされ育った天女は汚いものも醜いものも彼女の目に入らないよう守られていた
・だから余計にショック
・忍たまは原因の夢主に目を留め追い払う


「○! お前はあっちへと行け!」「その醜い顔を天女様に見せるな!」「天女様は汚れなき存在なんだぞ! お前みたいなのを見て気分を害されたらどうする!」


・悲しい気持ちで立ちすくむ夢主だったが下唇を噛み締め一礼し立ち去る
・運の悪いことに六年と五年は合同で演習。帰りは明日
・長屋を歩けば酷いことを言われるから人の滅多に来ない、学園敷地隅に蛸壷を掘って蹲る
・幼い時から、つい最近まで一人だったから泣きはしない
・ずっと色々な罵詈雑言をぶつけられてたらから涙は出ない
・でも悲しくて寂しかった
・その日一日は穴の中で過ごす。お腹すいた。でも食堂にはいけない

・夜が明けても穴から出ずひっそり。朝も昼も食堂に現れない夢主を食堂のおばちゃんが心配 → 学園長に相談・昨日は学園中の先生は五六年生の演習で出払っていたため事情を知らなかったが、学園長に言われ調べて頭を抱えた


「なんて酷な事を言ってくれたんだあの女っ」「それに生徒達も生徒達だ!」


・夢主は先生が探しすぐに見つかるが様子を見るため、側の木の上に待機
・誰かが夢主を迎えに来る事を期待したが誰も来ず
・演習を終え、すべての先生が戻って来たところで緊急の職員会議
・事情を知らない上級生は風呂に入り一休み。険しい表情をしている先生達が目につくが、今回も演習で何かあったのだろうと気にしなかった

・しかしそこは上級生
・後輩達の普段とは違う様子に首を傾げる


「実は昨日、○先輩が天女様を苛めたと」「なに?」「違うよ、天女様は○先輩の顔の醜さに驚き、今日もまだ恐怖に振るえてるんだろ」「それで僕たち、どうにかして天女様を元気づけようとしているんです」


・そして知った昨日の事
・疲れは怒りで吹き飛び、天女もとい悪女を追い出す作戦会議を開く
・途中から、夢主の姿が見えないことを案じ探し回っていた五年生が合流

天女死亡フラグ
 
・夢主は三郎により発見、保護された
・虚ろな表情で澱んだ目をする夢主。話すことも笑うこともしなくなった
・以前より酷くなった夢主の状態に怒り心頭
 ・全部僕が悪いんだ。うわ言のように言う夢主
・六年生は悪女について物申すため学園長の庵へ突撃。庵ではまだ緊急職員会議中
・三郎が右から夢主をギュ!
・兵助が左から夢主をギュ!
・勘右衛門が正面から三人まとめてギュ!!
・雷蔵が背中を八左ヱ門が頭を撫で撫で
・人の体温に夢主は涙がポロポロと止まらす真正面の勘右衛門にギュ!! それにニヘヤァ〜と勘右衛門が笑い三郎がキーッ!! って悔しがる。五年生の笑い声で溢れる部屋の中
・申し出を却下されてモヤモヤしたまま部屋に戻ると夢主が飛び出し伊作にタックル
・完全に不意をつかれ廊下から落ち背中を強打
・皆呆然
・夢主は伊作の腹の上に跨がり胸に顔をすり寄せ
・伊作は胸がきゅーん
・三郎と留三郎はキーッ!! って悔しがり引きはがそうとしたところを取り押さえられた
・十分堪能したところで次は留三郎にドーン!! でも留三郎が鼻血出してニヤニヤするから六いに引きはがされ
・頬を膨らませた夢主に嬉しい驚き。喋らないし笑わないけど感情が出るまで快復
・不満げな顔のまま三郎にギュ!!
・にやにやしながら抱き締め返そうとしたら六ろに取られ
・小平太に抱き締められると、オロオロ → へにゃん
・気の抜けた夢主の表情にほっと一息つく。ひとまず安心


・今日は大人数で過ごす
・食事も皆一緒。風呂も一緒
・それに彼女の目は厳しい。信じられない。なんであんな醜い子と一緒にいられるの
・理解できない!!
・寝る場所はアミダクジ → 五いコンビの部屋
・次の日、彼女は消えていた
・学園長の知り合いの知り合いの農家に預けたのだ


・そこでこの世の厳しさを知りなさい
・生きる事の難しさを知りなさい
・生にしがみつく人間を知りなさい
・外見に捕われ過ぎた己の浅はかさを知りなさい


・一月後、預け先の老夫婦が失踪 → 多額の借金があったらしい(想定外)
・彼女はどこかへ売られていったと聞かされた。でも探さない。探す義理なんてないから
・今まで以上に絆し絆され、ベッタリ甘える夢主


HAPPY END

ネタのくせに長くなりすぎた
しかも目新しい感じがしない


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