賢+盗賊s×冬 「ハッ。……もっとしっかり舐めろよ、下手くそだなコイツ」 「んぶ、ふぁッ……も、らめッ……はぅ、んっ……!!」 「一滴も零すんじゃねぇぞ、飲まなかったらてめぇを俺専用の肉便器にしてやる」 「おい、お前だけずりぃぞ代われよ! ケツの穴だけじゃ飽きちまったっつの!」 「ひっ……やぁあッ! ぁは……あっ、ん、んんっ! ……か、っは……!!」 「チッ、仕方ねぇな……代われローランサン。……イヴェール、インポテンツになるまで最高の淫乱な雌猫として可愛いがってやるよ」 「おやおや……折角こんな場所に連れてきたんだ。イヴェールの声が聴けないじゃないか、少しは静かに出来ないのかね?」 巣から落ちた小鳥に獣、と云うのはこの事なのだろうか。 小さな秘部をそそり勃った男根で犯され、更に小さく艶やかな唇が熟した口に突っ込まれた部分から、淫猥な音が絶えず絶えず誰も居ない廃墟に響き渡り、止む事を忘れている。体つきの良い男二人に犯されている男が一人、その卑俗な光景を眺めている男が一人、ルーアン郊外の廃墟で集まっていた。滅多に人が気味悪がって近付かない事を目に付けて此処にしたらしい。 「はっ……舌を使えよ舌を。へったくそ。つか代わるんだろローランサン、早くしろ」 「むぐっ! ふっ……あぅ、ん……ふ、あ、ァん……」 「わかってるっつのっ……と」 二人の男に犯されながら、無理矢理与えられる快楽に耐えている頬に紋章を付けた男は、必死だった。口の奥はからからで精液が溜まり、胎内では男根がこれでもかと突き上げてくるお陰で、もはや意識が飛びそうなくらいで。 その光景を眺めている男は可笑しそうに笑みを浮かべ、一人の男を犯す二人の男は、半ば満足げで不満げだった。二人の男は気紛れで交代してはまた交代し、一人の男を犯す事に専念している。この行為に及んで、もう何時間が経ったか分からないくらいに過ぎていた。 「フン、小せぇケツの穴だ……なっ!!」 「ひあぁあッ! は……ふぁ、らめっ……も、らめひぇ……ンぁ、ァあっ!!」 「なぁイヴェル。何時まで犯してるつもりなんだよ?」 「あ? るせぇな……今まで暇してたんだ、遊ぶくらい楽しむもんだろうが。なぁサヴァン」 「私はただの閲覧者だがね。……君達は君達で楽しむが良いよ」 「はあ……何なんだよアンタらは。おーい天秤のイヴェール、ご奉仕はもっと咥えてするもんだろ?」 「んぐ……! はッ、ふぁ……い……ろー、らん……ひゃん……ッふひゃぁ!?」 呆れた様に文句を漏らすローランサンの自身を、くちゅくちゅと咥え舐める天秤イヴェールに対し、盗賊のイヴェールはサヴァンに問いかけながら思い切り突き上げる。何度も胎内の奥を犯すピストンに、弓の様に背中を逸らせた天秤イヴェールは直ぐに達し、それでもローランサンへの奉仕を続けた。天秤イヴェールの躯とっくの昔に限界を迎え、意識も朦朧としている。だが淫猥な水音だけはしっかりと聴いているようだ。 盗賊イヴェールは更に追い込み、激しいピストンで攻めていく。ぐちゅぐちゅと精液で滑りが良くなった秘部で前立腺を突かれると、天秤イヴェールは歓喜に声をあげる。太ももを固定されて動かない躯でありながら、戦慄いてびくびくと痙攣させ射精すれば、出された精液はあっけなく天秤イヴェールの胸元を汚した。 「……下手だなーこのイヴェール」 「だろ。多分奉仕が苦手なんだろコイツは、サヴァンも云ってた」 「ぁ……ッあ、ごめ……んなひゃ、い……っ、ごめ……」 「じゃ、俺は逆にイヴェールにご奉仕ってのを教えてやるよ」 喉奥に咥え必死に舐めようとする天秤イヴェールの奉仕に、ローランサンは何時まで経っても無理だと理解すると、天秤イヴェールの精液が溢れ反っていた自身に舌を伸ばす。只でさえ限界な天秤イヴェールにとって、秘部を犯すピストンを受け入れるのに必死であると云うのに、二人の男は手加減を知らない。それに卑猥な光景を眺めているサヴァンの視線が、天秤イヴェールの舐めまわしているお陰か羞恥により、躯の感覚が一層と敏感だった。 「あっ……ん、く……はあ、はァ……ん、んふ……っ」 ローランサンの舌が天秤イヴェールの自身に溢れる精液を救い上げた刹那、天秤イヴェールの躯がぶるりと震えた。直ぐにその反応を察したローランサンは、不適に笑うとその自身を扱きながらもっと精液を出す様にと、先端を抉りとる動きで執着に舌で刺激を送る。 「ふぁ、ぁ、あっ、ああぁ! ィくっ、も、舐めちゃらめっ、ぅあぁっ!!」 「チッ、ローランサンてめぇ……おいイヴェール。お前には俺も居るんだから忘れんじゃねぇ、よっ!」 「あ、あァ、あ……うっ、ぁ……きもひぃっ、きもひぃよぉ……は、う……ィくぅ……っ!!」 様々な欲望が溢れていくのなんか気にせず、天秤イヴェールはすっかり淫乱状態に陥っていた。自ら盗賊イヴェールの男根を貪る様に腰を上下に振り、ローランサンの髪をやんわり掴んで歓びに喘ぐ。もっともっと舐めて、とあまりに足らずな気持ち良さにローランサンの頭部をぐいぐい押し込んでゆくので、半ばローランサンは焦った。だが些細な困惑は刹那、楽しむものとなった。 「くっ……どんだけ精液溢れりゃ気が済むんだよー」 「別に良いだろうが。普段こんな楽しい事ねぇだろ? 貴重な体験じゃねぇか」 「それは良いんだけどさ……スる側も疲れるって事知らねぇのかよアンタ」 坦々と会話を交わす盗賊イヴェールとローランサンの間に、再び天秤イヴェールの躯が痙攣し射精する。悲鳴の様な叫び声を上げ、どくどくとローランサンの口内に射精した所為か、飲みきれなくなったローランサンの口端から精液が零れおちた。 「うわっ、まさかの大量……っ」 「何だローランサン、てめぇまで俺を誘うつもりかお前」 「ばーか何云ってんだ! このドS魔が!」 「てめぇだって同じ様なもんだろぅがくそ野郎……めッ!!」 「……っあ、ァ、ああぁあッ!!」 下らない会話を繰り返す内、そろそろ完全に壊れかけてくるであろう天秤イヴェールに見計らい、盗賊イヴェールは強く脚を広げさせた。ローランサンもその動きに理解したらしく、その場から退く。そんな所が相棒同士とでも云うべきか、二人の表情には悪戯が含んだ笑みが浮かべられた。 天秤イヴェールの身体をサヴァンに向け、曝け出された肛門の結合口はひくひくと風にさらされてひくつき、咥えられた自身を美味しそうに飲み込んでいた。 「ほお……これはこれは」 三人が行為をしている最中を、黙って見据えていたサヴァンが漸く口を開く。驚きの様で面白そうな声を漏らし、サヴァンは天秤イヴェールの目の前に屈みこむ。 はあはあと深い息を漏らして快楽に喜んでいる様を眺めると、その様は酷く妖艶だった。不規則に痙攣している身体で、どれだけ耐えたのだろうか。 「ぁ……あ、ぁ……ぁ」 「随分と快楽に酔っている様だね……これだけ酔えば壊れるのにそう時間はかからんよ」 「へえ……淫乱のクセに、調子付いた奴だな」 「っ……!!」 「うわ、指三本も入るぜ? すっげ……ひくついて精液がどろどろあふれてくんだけど」 「ひっ、ぅく……あ、あぁあっ……あ、あ……!?」 ローランサンの指が三本、狭い結合口でありながら其処は容易く指を飲み込んでゆく。可笑しそうな声で笑ってから、盗賊イヴェールは再び動きだして激しいピストンを繰り返す。同時にローランサンの指も同じく奥を目指して突き上げだし、同じ場所を攻めた。 無理矢理与えられる強烈な快楽を受け、天秤イヴェールは何度目か解らない悲鳴をあげる。波に流れこんでくる快楽は、次第に天秤イヴェールの脳内を犯し、 ついには崩壊へと導いてしまった。 「あっ、はッ、もっろ……もっろおく突いひぇえっ!! はぅ、あっ、うァっ……くゥんっ!」 「何だよ淫乱、ごっぽりと美味そうに食いやがって。てめぇの排出口はだな、精液を無駄に飲む場所で俺達に犯されるだけの膣だ。分かったかよ?」 「はぁ、いッ……! ふあ、あ、わかっり、まひ、たぁっ……あっ!!」 「……ふふ、イヴェール……何がどう分かったのかね? こんな可愛いらしい自身に蜜を洪水の様に溢れさせて……自分の口で云えるだろう?」 「サヴァ……っ、さゔぁ……っん! ひあ、あっ、う、あぁっ……壊れちゃっ……壊れちゃうぅっ!! らっ、らめっ、も、らめぇ……!」 「もう壊れてるよ、ほら云えって。な? 俺とイヴェルとサヴァンが可愛いがってやってんだからさっ」 止む事なく、所々から投げ掛けられる声に敏感に反応している精液塗れの身体は、最早快楽無しでは居られない程になっていた。気が付けば自ら腰を振っては強烈な快楽を与えられ続け、淫猥な言葉を云わされる。だがそれこそ天秤イヴェールにとっては最高の快楽となってしまい、あの無邪気で素直な本当の天秤イヴェールは何処へと行ってしまったらしい。 そんな行為を繰り返すのち、あとの三人も止められなくなっているのは誰も気が付かなかった。 「おら、早く云えっよ!」 「ひあ、あっ……!! ぼ、くのっ、そこはっ、あなひゃたひからぁ……こうひてっ、せーえき、飲んで喜ぶだけっの、犯され、る、ちふ……膣っ、れすぅ!!」 「ふふ……良く云えたねイヴェール……さぁ、もう十分だろう」 「ははっ! こいつは良い、今日から俺達の性玩具でいいじゃん。なぁイヴェル?」 「ああそうだな。……肉便器になるまでたっぷり犯してやるよ」 あらがえず、理性を失ってしまった天秤イヴェールにとっては、反対など無駄な思考は持たなかった。本当は心の其処で、助けて欲しい感情があったとしても、叫んだって無駄なのは承知していたから。 快楽に溺れたのは誰? end. ただ単に壊れた天秤冬と、鬼畜な盗賊sと、3Pと見せ掛けた4Pが書きたかったんですが無駄でした。 全く話が見えませんが、こんな行為始めた理由は単にサヴァンが何か言い出しただけとか。 なんだろうね。 お粗末様でした。 修正 2011/01/03 |