※会話文。女+賢+冬








 突然、ミシェルがこんな事を云いだしました。

女「ねぇ、言葉連鎖しましょう?」

 賢者と冬の子は思わず唖然とします。
 ミシェルの云う言葉連鎖。皆さんもやってみましょう。



冬「……良いけどミシェル。何故だい?」
賢「ふむ……言葉連鎖か、中々興味深いものだね……やってみようじゃないか」
女「意外とあっさりなのねクリストフ。理由? それは暇だったからよ、私の子」
賢「イヴェールが居なかったら今頃君を檻の中に入れていたんだけどねぇ……」
冬「サ、サヴァン……(目が怖いよ!)」

女「じゃあ……次の8つの単語の中から、1つを心の中で自由に選んで頂戴」
賢「分かった」
冬「え? ……あ、うん」


 スキー 鼻水 コップ 温泉 ゴミ箱 珈琲 冬 お土産

賢「……(じゃあ私は珈琲で)」
冬(スキーでいいかなぁ)

女「……選んだかしら?」
冬「選んだよミシェル」
賢「ああ、選んだ」

女「じゃあ今度は、その単語と関係あると思うものを、次の8つの単語から選んで頂戴ね」
冬「うん!」


 電卓 雪 針 ティッシュ 米 まんじゅう 牛乳 電話 


冬「……選んだよ(雪かなぁ……)」
賢(それなら牛乳だね)

女「はい、メルスィ。じゃあ次に選んだそれを強くイメージしてから次に進んで。そのものの特徴を、次の8つの中から選んで頂戴」
賢「分かった……」


 大きい 遅い 白い 鋭い 暗い 甘い 赤い 狭い

冬「……選んだよミシェル!(雪……なら白いから)」
賢「それでどうするんだい?(白い……だねぇ。イヴェールも同じものを選んだみたいだが)」

女「まぁ聞いて頂戴クリストフ。最後に、その特徴に当てはまるものを次の8つの中から選んでね」
冬「はーい」


 ナイフ ピラミッド 砂糖 亀 犬小屋 宇宙 血 深海


冬「う……ん……?(さ、砂糖?)」
女「選んだの?」
賢「ああ、選んだよ(砂糖だね。そうか……解った)」
女「じゃあ、貴方達が何を選んだか、私が当ててみるわ」
賢「君にそんな事出来るのかい?」
女「余計なお世話よ!」
冬「ミシェル早くー」

女「じゃあ……


貴方達が選んだものは“砂糖”

…………でしょう?」

冬「へ?」
賢「…………」
冬「す、凄いよミシェル! 何故分かったの?」
女「うふふ……」


賢「成る程ね。良く私を騙せたものだねぇミシェル」






end.







また簡単な謎でしたが、どうでした?
皆さんも、必ず砂糖に行き着いたでしょう。





あきゅろす。