月が綺麗ですね
 2011.08.10 Wed 17:17


英語の「I Love you」を

夏目漱石は「月が綺麗ですね」
二葉亭四迷は「わたし、死んでもいいわ」
という言葉で訳したらしいです

なんだかロマンチックですよね。
流石、文豪は言うことが違うなぁと関心しつつ何で素直に訳してもいいのにと思って調べてみたところ

当時(江戸〜明治)に女性が「あなたを愛しています」なんて言うと、その女性は教養のない下品な女ということになったそうです。

だから女性が言えるのは精々「あなたをお慕いしております」でした。

男尊女卑というか、妻は夫の三歩後ろを歩くとか、そういう時代だからなのかもしれないけどやっぱり今とはだいぶ感覚が違うんですね。

ちなみに男性も結婚を申し込む時くらいしか「愛してる」とは言わなかったらしいです。

言葉よりも態度で愛を示すのが慎ましい日本の基本だったとか。

そういう背景の故に上のような訳が生まれたわけですけど、やっぱり綺麗で素敵な訳ですよね。



ただ問題はそうとは知らずに幕末設定の小説に普通に「愛してる」って書いてしまった自分がああああ


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