Clap
clap御礼
〜風邪引きさんの憂鬱?〜
「…くしゅん!!」
「…ったく、馬鹿は風邪引かねえって
言うんだけどな。」
「じゃあ私は馬鹿じゃないって事…
くしゅんっ!!」
「分かったから大人しく寝とけ。
どーせまた遅くまで縁側に居たんだろ?」
風邪引くのも当たり前だ、と
眉間に皺寄せてでこぴんしてくる
土方さん。
昨日の夜、お風呂からでた後縁側でお月見してたら
いつの間にか寝てしまっていて、
気付いたらくしゃみが止まらなかった。
風邪を引いたのが露見しないように
大人しく部屋で寝ていようと思ったのだが、
運悪くそこを土方さんに見付かってしまった、
というわけだ。
「だって月、満月でとっても綺麗
だったんですもん…」
一寸の曇りもない綺麗な満月。
色んな思いを全部洗い流してくれるような気さえして、
ずっと見入ってしまっていた。
「分かったって。
俺も昨日の満月は綺麗だと思ってたよ。
だけどな…」
一度言葉が途切れて、
土方さんの手が私の頭の上に乗せられる。
「お前が心配すぎて月なんか楽しめなかった」
一瞬のうちに私の頬は紅く染まる。
「どうしてそんな台詞を
さらっと言えるんですか、」
「そんなの俺が知るかよ。
ほら、病人はさっさと休め。
いつまでたっても治んねえぞ?」
「はーい…」
返事をして、目を瞑る。
意識が無くなりかけた時、
土方さんが私の手を握って一言、
「ずっと傍にいるから…」
と言ってくれたような気がした。
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初clap御礼がこんなぐだぐだで申し訳ありませんorz
でも彼はなんだかんだ言って
とても心優しい人ですから、
きっと一生懸命看病してくれるんだろうな・・・
ともかく、clapありがとうございましたm(_ _)m
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