フール・アマニクス 三年生
2012.04.01 Sun 22:42
エイプリルフールなので三ろが嘘をついてみました。
神崎左門の場合
「えー、さっき、方向音痴が治ったぞ!」
「……嘘でしょ」
「な、なんでバレたんだっ!?」
「口角震えてるから」
「言葉も詰まってたしね」
「……僕は嘘がつけないんだ!」
「……いい加減それマジで治せよな……」
「方向音痴をか?嘘がつけないことか?」
「両方じゃね?」
「なら無理だな!」
「……忍としてどうなの……」
次屋三之助の場合
「あ、俺、実は女だったんだよなー」
「お前もバレバレな嘘をつくなよ」
「なんだ、嘘だったのか?」
「おい……」
「そもそも身体的に有り得ないし」
「問題はそこなのかよ……」
「え、なんで嘘だって分かったの、」
「目が泳ぎまくってるから」
「…………オレ、ジツハオンナダッタンダヨナー」
「今更目を瞑っても遅いよね……」
「っていうかなんでカタコト……」
富松作兵衛の場合
「俺はもうお前ぇらの面倒なんか見ねぇ!勝手に迷子にでもなんでもなりやがれ!」
「なんでだ、作兵衛、僕達のこと嫌いになったのか?」
「作兵衛、俺、何か悪いことしたのか?」
「…………っ!」
「作兵衛!」
「………さくべ、」
「……嘘だよ馬鹿野郎!卒業するまで一緒にいてやらぁっ!」
「さくべー!」
「作兵衛……っ!」
「抱きつくな馬鹿っ!」
「え、なにこの劇」
「……これ、月一くらいで見る光景なんだけど……」
「っていうか騙されやすくて嘘がつけないとかもうね……」
―――――
コメントは三年生のうちの誰かです。
左門→嘘をつけない。口が拒否反応を起こす。口元さえ隠せば割と見抜かれない。親しい相手の言うことは基本的にみんな信じてしまう。でも他人につかれた嘘は勘で見抜ける。
三之助→嘘をつくのが下手。視線が泳ぎまくり、しどろもどろになる。対他人にならどんな嘘でもつける。親しい人には無理。嘘をつかれても見抜けない。特に他人の言うことは大体鵜呑みにしてしまう。
作兵衛→嘘をつくのが下手。嘘をつく前に考えてしまい、間が空いてしまうのですぐにバレる。嘘に嘘を重ねて身動きが取れなくなるタイプ。他人が言うことは大体疑ってかかる。
全て捏造です。
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