大悟徹底
●読みかな:たいごてってい
●意味:物事の本質・真理を悟って執着心・煩悩を断ち切り、吹っ切れた心境になること。
●用例:一般に戦国武将がもっとも頼りがいがあるとみなして信仰を寄せた宗派は、人間の限りない可能性を肯定し、大悟徹底すれば迷わずひるまず動じない境地を獲得できると説く、禅宗であった。

大所高所
(だいしょこうしょ)
〜・*・〜・*・〜
個々の細かいことにはこだわらず、広く大きな視野から見ることのできることをいう。
「例」リーダーたるもの、大所高所から判断できる資質がなくてはならない。

多岐亡羊
●読みかな:たきぼうよう
●意味:方針がいろいろあって、どうしてよいか迷うこと。
●用例:昨日の常識が今日の常識ではなくなる多岐亡羊の時代である。

多士済々
●読みかな:たしせいせい
●意味:優れた人が多い様子。多士済済。
●用例:私の後を継ぐ方は多士済々だ。しっかり改革路線を進めていける方に務めていただけるだろう。(小泉首相)

暖衣飽食
●読みかな:だんいほうしょく
●意味:暖かい衣服を着て腹いっぱいに食べる満ち足りた生活。物質的な要求や欲望が満たされた生活のことをいう。
●用例:日本は戦後、暖衣飽食の社会となり、家庭生活においても我慢する経験が少なくなってきている。

知己朋友
●読みかな:ちきほうゆう
●意味:自分の心や真価を知ってくれる友人。

張三李四
●読みかな:ちょうさんりし
●意味:張さんの三男と李さんの四男の意。身分もなく名の知れぬ平凡な人物のこと。
●解説:張と李は中国で非常に多い姓。張氏の三男と李氏の四男の意から。

適者生存
●読みかな:てきしゃせいぞん
●意味:生存競争の結果、その環境に適するものだけが生き残り、他は滅びること。
●用例:消費者のニューズに応え、かつ力のある企業だけが、適者生存の法則に則って生き残ることができる。

鉄心石腸
●読みかな:てっしんせきちょう
●意味:鉄や石のように堅固な精神、強い意志のたとえ。どんなことにも動じない心。

丁丁発止
(ちょうちょうはっし)刀などで互いに激しく打ち合うさま。
これが転じて、お互い譲らず激しく議論を戦わせるという意味もある。
「例」今日の国会は政府側と野党が丁丁発止とやりあって面白かった。

手練手管
●読みかな:てれんてくだ
●意味:人をだます手段。「手練」も「手管」もともに人を操る駆け引きの手際、技巧。同義語を重ねて意味を強めたもの。
●用例:この映画は男性を誘惑する手練手管をこれでもかと見せ付けられる。

【天地開闢】
てんちかいびゃく<意味>
天地のでき始め。この世の始まり。
<解説>
「開闢」は始まりのこと。古代中国の、天地はもともと混沌とした一つのものが二つに分かれてできたという神話から。
<例>
時代の曲がり角にさしかかった今、業界は、新たな天地開闢の時を迎えている。

田夫野人
●読みかな:でんぷやじん
●意味:いなかもの。教養、良識に欠ける人をさげすんでいう。無風流な人。
●用例:彼はまったく一介の田夫野人としか見えぬ姿であった。

【陶犬瓦鶏】
とうけんがけい<意味>
見栄えはよいが実際は役に立たないもの。見かけ倒し。
<解説>
陶器の犬は番犬にもならず、素焼きの鶏は夜明けを告げることもない、ということから。
<例>
風采からして大した人かと思ったが、仕事ぶりを見ると陶犬瓦鶏、期待外れだった。

桃源洞裡
●読みかな:とうげんどうり
●意味:桃源郷のある洞窟の内側。俗世や時代の流れから隔絶して、小さく理想的な共同体の中でのんびりと生きている世界のたとえ。


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