君以外にこの世界、なにがあるの?プロット的なもの。
2013.03.11 Mon 13:14
※ある企画サイトに提出するために書いている小説の一部。今後、結構変更する予定なのでこっちにup。フェイとの会話のみです。
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「#名前#ここにいたんだ」
「!」
「大丈夫、僕だよ」
「……フェイ…よかった…」
「驚かせてごめんね」
「……大丈夫、だよ…」
「全然大丈夫じゃなさそうな顔だけど…?」
「……っ…それは、」
「僕でよかったら、話してよ。ここなら彼もいないしさ」
「…ありがとう、フェイ」
「気にしないでよ」
「世界は私たちを認めようとはしなかった。けど、あの人は私たちの能力を世界に認めさせようとしている…私たちは、こんなに物を壊して人を怖がらせて、本当に良かったのかなって疑問に思ったの。こんなことをしていたら世界は、きっと私たちを認めてくれない…私たちだって、彼らと同じ人なのに…。それなのに、きっとこれは理想論で、否定されてしまうのだけど…きっとわかってくれる、認めてくれる人だっていると思うから……。でも、必死に世界を振り向かせようとしている彼に…私は…私は…っ…。」
「………泣かないで#名前#。#名前#は悪くないんだ。彼だってそれをわかってるよ。けど、僕たちは世界に認めさせると決めてしまったから、そしてその行為を始めてしまったから、もう止められない。彼はそれを最後まで責任を持つつもりなんだ。それで君が傷ついて、悲しい思いをしても、それでも彼は君との未来を選んだんだよ。」
「…でも、私はそれが悲しくてわがままを言ってしまった。このままでいいじゃないのかと、前みたいにひっそり暮らしたいと…。私馬鹿だよね…」
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