微かな記憶の中に眠った、君
 2012.03.12 Mon 17:54


※剣城夢

 微かな記憶の中に眠った、彼女との思い出。















 初めてコイツに会ったのは、学校の空き教室だった。詳しい場所まではもう忘れてしまって、今はもう覚えていない。だが、放課後だったことは記憶に残っていた。


「だ、誰…?」

「……あ、オレは…」


 彼女はどこか雰囲気が、オレの兄さんに似ているところがあった。正確には、オレがナマエのことを兄さんと重ねていたんだと思う。



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