大切な物がどこか行った2
 2011.12.02 Fri 21:15



南沢篤志夢。
名前変換無し、夢主はナマエです。

カッコイイ南沢さんが存在しない。先輩の頭の中がちょっと一大事な話。



それでよろしければどうぞー















「はぁ…今日もナマエは可愛いな…」

「南沢さん、真面目に練習やって下さい。」

「ナマエが見ているのにオレが手加減してるって?」

「違います。ナマエ先輩ばかり見てないで、ボールを見て下さい。」

「ボールばっか見てたら、ナマエが見れない。」

「でも、ナマエ先輩は南沢さんのことを見てるから、別にいいんじゃないスか?」

「オレは、オレのことを見てるナマエが見たいんだよ。」

「…はぁ、(うわぁ、面倒くせぇー…!!)」

「はぁ…ナマエ…」

「……じゃあ、ボールをナマエ先輩だと思って見たらいいんじゃあ??」

「なるほどな。よし、やってみる。」

「(あー面倒くさっ!!!)」

「(ナマエが、ボール…)」


南沢はボールを見つめ、想像した。


「あ、南沢くん…」

「(ボールはナマエ…ナマエがボールだと思って…)」

「さぁ、私を蹴って…!」

「(見えた!!!)」


南沢がボールを見つめていると、何だか段々息が荒くなるので、近くにいた倉間が青い顔になる。


「(うわぁ、気持ち悪い……)」

「う、ぁっ…痛いよ、南沢くん…!」

「(ナマエ、ナマエ、ナマエ…!)」

「そ、そんなに強くしないでぇ…」

「オレの蹴り、気持ちいいだろ。お前、好きだよな?」



南沢は想像していた。
もう本当、言葉には出してはいけない様なことを。そして、あはーん、うふぅーん、いやぁーん、な感じのナマエの声とその姿を想像している。今の彼の頭の中はもう、彼女でいっぱいだった。

その様子を同じポジションの倉間は、気持ち悪がっていた。
見た目では、そんな想像をしているとは、決して思われない顔をしているのだが、倉間には何となく分かってしまっていた。






終わり




補足

とくにありませんが、とにかく気持ち悪い南沢さんが見たいと思いまして。

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