ざまーみろ。
2011.11.17 Thu 22:42
大切なのがどこかに行ってしまった、倉間夢。
名前は、ミョウジナマエです。
「良く食べるねー。その栄養、どこに行ってるのかな…?」
「んなの、オレだって知らねーよ…」
食べ物の栄養は、オレの体のどこにいくのだろうかと、ナマエは言った。
この頃、良く腹が減って、ナマエと部活帰りに何か食べることが多くなった。ナマエは少食だから、ほとんど食べないが、こうしてオレと一緒にいてくれる。
「きっと倉間は大きくなるよ。」
そう言ってナマエはオレの頭を撫でてくる。
「(絶対大きくなってやる。)」
ナマエより大きくなったら、今度はオレがナマエの頭を撫でてやる。
こっちを見て、ニコニコ笑ってくるナマエ。
「倉間、どうかしたの…?」
オレが何も言わないから、心配そうな顔で見ている。ナマエがオレの顔を覗き込もうと、顔を近づけてきたときにキスしてやった。
ざまーみろ。
頭撫でたお返しだ。
「…頭なんか、撫でるな。」
「ちょ、ちょっと…私、ファーストキスなのに…それに、ここ…外だよ。」
「じゃあ、外じゃないならセカンドもくれるのかよ?」
「ば、ばかっ!倉間の馬鹿ぁ…!!」
真っ赤になるナマエにオレは、意地悪く笑ってやった。
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