不器用者の歌
2015年01月13日 (火) 17:08
「世界で一番おまえが好きだ」とか
「死んでもおまえを絶対守る」とか
そんなせりふは恥ずかしくて
口に出せたもんじゃない
心の中にはいつもふつふつと
夢の炎が燃えている
それをうまく出せないで
いつもやるせない日々さ
容量が悪くて その上不器用で
夕日に向かって歌う
一人ぼっちで作った歌
字余りだらけの歌だけど
一生懸命に
作った歌さ
学校終わればギターをかかえて
ただがむしゃらに弾いている
楽しいようなむなしいような
そんな気分でいる日々さ
自分の気持ちをうまく描けずに
納得いかずに苦しんで
書いては消してを繰り返し
ようやくできたこの歌は
まだまだきれいな 歌じゃないけれど
一人の部屋で歌う
不器用なりに作った歌
格好の悪い歌だけど
おれの気持ちを
綴った歌さ
夜空の星に向かって
ただ大声で歌うこの歌
自慢にならない歌だけど
きっと誰かに
とどくかもしれない
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