藤井寺と鴨島温泉
2011.04.30 Sat 17:08
観光課勤務に備えて大急ぎで自動車の練習をしている。今日もまた教習所へ行ってきた。
ついでに県内の史跡を知っておくため、有名な88ヶ所のお寺も見ておくことにした。
町のところどころに赤い矢印があって導いてくれる。こんなとこ通るの?というような、田んぼの真ん中を突っ切る。農業用の道路なのだろう。トラクターのタイヤで両端がへこみ真ん中だけがボコッと上がっている。
当時の人は、ナビも使わずに寺をめざしたに違いない。道も今とは比べものにならなかっただろう。なるべくナビを使わずに歩き、途中で引き替えそうと思ったら突然藤井寺に着いた。
駐車料は200円で停められるが私は歩きなのでそのまま藤井寺へ。
形式がわからないので、頭を下げてから門をくぐった。
大阪から観光バスで88ヶ所巡りをしている集団も来ていた。
門をくぐってすぐのところに藤の花がやわらかな紫色に咲いている。大きなアブが飛んでいるが、観光客はものともせず記念撮影をしていた。
さらに階段をあがると、参拝場所になっている。
白衣を来た人たちがお経をあげていた。それぞれが般若心経を唱えていた。さらに次のお寺へ続く道が、石段の向こうに伸びている。うっそうとした山道。こんな険しくて急なところを進んでいくのか。
道はもう一ヶ所あったが、長い竹さお二本で×印にふさがれていた。こちらの道は危険で、現在は使われていないのだろう。
藤井寺は、弘法大師が建てたときに、五色の藤を植えたのが由来らしい。境内には、私が見るかぎり三色の藤を見つけることができた。
帰るときにも、お客さんは途絶えることなく次々に訪れていた。
私の近所のお寺では見られない光景だ。
坂道をくだり、鴨島温泉へ向かった。
いつになったら着くのだろうと、ついに携帯を取出し地図をみながら歩き始めた。明日から5月。首もとまで隠れるような帽子がほしいところである。首がちりちり焼ける。
長袖の薄手のTシャツにスラックスなのに、汗ばんできた。
またもや引き替えそうとしたところに「鴨島温泉、鴨の湯」があらわれた。昨日来た、報恩寺や、扶福寺の近所だった。
入湯料450円、タオル小150円、バスタオル100円で、バスタオルは返却することになっている。
浴場は小ぢんまりとしているが、サウナや露天風呂もちゃんとある。
大温泉、というよりは、近所の人たちの銭湯という感じである。
久々の温泉気分で、ちょっとリラックス。
帰りに旅行雑誌を2冊買った。もちろん徳島県版である。
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